【9月第3週振り返り】
NYダウ63ドル安
昨日の米国株式市場は小動きでした。NYダウは63ドル安、ナスダック市場は20ポイント高、S&P市場は6ポイント安となっています。週末の米国市場のSQに向け神経質な動きです
日経平均は64円高と反発して始まりました。3連休を前にして本日も買いづらいところですが、昨日の段階で前もって売りが出ているとも思います。基本的に強い上昇エネルギーがある相場ですから強気で対応すべきでしょう
NYダウ反発 236ドル高
昨日の米国株式市場は3指数共反発、NYダウは236ドル高、ナスダック市場は6日ぶりに反発して123ポイント高、S&P市場は37ポイント高です。
日経平均は97円高の30606円と30600円台から始まりました。昨日の日経平均は12日連続陽線と33年ぶりの記録となりました。ただならずエネルギーを感じます。引き続き強気一辺倒で対応すべきでしょう
9月15日水曜 日経平均205円安スタート
NYダウ292ドル安
注目の米国の8月の消費者物価は5.3%の上昇と予想を若干下回りました、しかしながらNYダウは一時360ドル安まで下がる局面もあり引けは292ドル安でした
日経平均は205円安と先物が500円近く安かったわりに下げ渋っている感じです。このあたりも日本株の強さがはっきりしてきたようです。
9月14日火曜 日経平均年初来高値スタート
週明け NYダウ261ドル高
週明けの米国株式市場ではNYダウは6日ぶり反発して261ドル高、ナスダック市場は9ポイント安、S&P市場は10ポイント高でした
日経平均は寄り付きから高く137円高スタート、引け値ベースの年初来高値を更新となりました。強い動きが続いています、日本時間の本日夜9時過ぎに、米国の8月の消費者物価が発表になります。上昇率がどの程度で収まるか、注目です。
【2021年9月17日株レポート】
「米国株式市場でグロース(成長)株が堅調だったことから、国内株式市場でも成長株を中心に買い!」
17日の国内株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反発し、前営業日比176円71銭高の3万0,500円05銭で終えました。
本日は、NYダウは63ドル安と下落しましたが、ナスダック指数は上昇と高安まちまちでした。米長期金利の上昇でハイテク株などが軟調でした。こうした流れのなか、国内株式市場は買い優勢でスタート。前日までの2日間の下落で値頃感が出た銘柄の下値を拾う動きも強まり、半導体関連株や海運株などが買われました。ただ、3連休を控えていることもあり、後場に入ってからは様子見姿勢が強まり3万0,500円前後での一進一退状態が続きました。
【業種別】では、海運や空運、サービスなどが上昇した一方、鉄鋼や非鉄金属、不動産などが下落しました。
【個別銘柄】は、海運大手3社がそろって大幅高。週間では【9101】日本郵船が4.8%高、【9104】商船三井は5.2%高、【9107】川崎汽船に至っては23.1%高と目を見張る上昇となりました。【6920】レーザーテック、【4063】信越化学工業、【7974】任天堂、【6954】ファナック、【6532】ベイカレント・コンサルティングなど値がさ株に動きの良いものが散見されました。本日は自民党総裁選告示日でありましたが、候補者の発言を材料に【7363】ベビーカレンダーや【7358】ポピンズホールディングスなど子育て関連銘柄が動意づきました。上方修正を発表した【2307】クロスキャットがストップ高。新規事業進出が好感されてストップ高が続いていた【7063】Birdmanは、かなり荒い値動きとなったものの、33.3%高と大きく跳ねました。一方、ユーロ円立てCBの発行が嫌われた【5401】日本製鉄が6%近い下落。【5411】JFEホールディングスや【5406】神戸製鋼所など他の鉄鋼大手にも売りが広がりました。【5707】東邦亜鉛や【5706】三井金属、【5713】住友金属鉱山など非鉄関連が総じて軟調。中国不動産開発企業の信用リスクが意識されたことから、【5332】TOTOや【5938】LIXILなど住宅設備関連が警戒売りに押されました。【9021】西日本旅客鉄道が商いを伴って下落。【3377】バイク王&カンパニーや【3319】ゴルフダイジェスト・オンラインなど「密」回避で人気を集めたレジャー関連銘柄が値を崩しました。
【チャート分析】
本日の日経平均株価・日足は上下に短いヒゲを伴う「小陽線」。前日に「中陰線」で「抱き線」となった形状が目先調整の可能性を示唆したものの、今回描いた「はらみ線」は多少の気迷いを表すとともに、弱気を後退させる動きでもあり、強い基調を維持した格好となっています。前日下回った5日移動平均線(3万0,490円51銭)を上回ったことも買い安心感を誘うところです。当面の上値の目安としては、14日に付けた年初来高値3万0,795円78銭が注目されますが、これを抜くためには高値警戒感を和らげるために、日柄調整が必要になりそうです。下値目安として注目される16日安値3万0,202円51銭を割り込まない限り、強気ムードが支配するとみられます。
【来週の見通し】
来週の日経平均株価は、利益確定の売りが上値を抑えるスピード調整と想定します。高値警戒感や過熱感から一段の買い進みに慎重な一方、相場の先高観も根強くあります。短期的な調整があっても押し目買いが支えになり、一進一退になりそうです。飛び石連休の合間に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれるため、手掛けにくさも意識されています。なお、日銀金融政策決定会合が21日~22日に開催されますが、こちらは現状維持が濃厚な上に、FOMCの結果発表前のイベントであることから、国内株への影響は限定的と予想します。
東証1部の売買高は15億9,933万株、売買金額は概算で4兆3,205億円。5月27日以来、約4ヶ月ぶりの高水準でした。
【本日の新興市場】で日経ジャスダック平均株価、東証マザーズ指数は共に3営業日ぶり反発しました。日経ジャスダック平均株価は終値ベースで前営業日比22円67銭高い4,084円10銭でした。【4816】東映アニメーションや【1407】ウエストホールディングス、【7564】ワークマンが上昇しました。半面、【7071】アンビスホールディングスや【4659】エイジス、【6824】新コスモス電機は下落しました。東証マザーズ指数は前営業日比23.84ポイント高い1,165.12でした。マザーズ指数は前日に3%超の大幅下落をしていたことから、主力株を中心に幅広い銘柄に自律反発狙いの買いが入りました。17日午前に自民党総裁選が告示され、政策進展の期待が改めて意識されたことも相場上昇の追い風になりました。【4478】フリーや【2158】FRONTEO、【4194】ビジョナルが上昇しました。【4593】ヘリオスや【3491】GA technologies、【4192】スパイダープラスが下落しました。
【本日の言葉】
「自分の経験は、どれほど小さくても百万の他人がした経験よりも価値ある財産である。」(詩人・劇作家・思想家・批判家/ゴットホルト・レッシング)
自分自身が実際に経験したことは、とても貴重です。なぜなら、他人から聞いた体験談や、読書によって知識を得たとしても、心から納得するまでには至らないからです。人は実体験により、心理を掴むことで大きく成長します。