【2022年1月第2週 振り返り】
1月14日金曜 日経平均450円安(9時5分)
米ナスダック381ポイント安
米国株式市場は3指数共大きく下げました。NYダウは176ドル安、ナスダックは381ポイント安と2.5%も下げました。S&P市場は67ポイント安です。金融政策が余計にタカ派的になることへの警戒が強まっています
日経平均は242円安で始まって9時5分現在一気に450円安まで売られてきています。売られすぎと思いますが、投資家の心理的な崩れもあるようで、もう少し相場の修復に時間がかかりそうです。
1月13日木曜 日経平均107円安スタート
NYダウ続伸38ドル高
注目の12月の米国の消費者物価は前年同月比7.0%上昇と39年半ぶりの大きさでした。市場の予想通りということで安心感もでたようでNYダウは39ドル高、ナスダック市場は34ポイント高、S&P市場は13ポイント高と3指数揃って続伸となりました
日経平均は昨日大きく上がった反動もあり、107円安で始まってきました。本日はもみ合い模様と思います
米ナスダック大幅反発210ポイント高
米国株式市場は反発しました、NYダウは183ドル高、ナスダック市場は210ポイント高、S&P市場は42ポイント高です。FRBのパウエル議長の議会証言が思ったほどタカ派的でなかったことを好感しています
日経平均も反発です、227円高で始まって9時10分現在上げ幅を350円超に広げてきました。本日は終日堅調と思われます
1月11日火曜日 休み明け 日経平均97円安スタート
NYダウ162ドル安
週明けの米国株式市場は方向感ない動きでした、NYダウは162ドル安、ナスダック市場は6ポイント高、S&P市場は6ポイント安です。引き続き金融引き締めの思惑が相場の頭を重くしています
3連休明けの日経平均は97円安と3日続落のスタートとなりました。マザーズ市場も安く始まっています。下げすぎと思いますが、まだ乱高下が続くかもしれません。
【2022年1月14日株レポート】
「米金利先高観が再び強まり、高PER(グロース)ハイテク銘柄を中心に売りが優勢!」
本日もお取引、お疲れさまでした。
14日の国内株式市場で日経平均株価は続落し、前営業日比364円85銭安の2万8,124円28銭で終えました。
本日は、前日のニューヨーク市場で、米金融引き締めに対する警戒感からNYダウやナスダック指数が下落したことを受け、国内株式市場も朝方から売りに押される展開となりました。日経平均株価は前場には一時ほぼ600円の下落となり昨年12月20日以来の2万8,000円割れへ売り込まれました。為替の円高が進行するなか、ハイテク株などへの売りが膨らみました。ただ、日銀のETF買いへの思惑も浮上するなか、後場に入り下値に買いが流入しやや下げ幅が縮小しました。東証マザーズ指数は前営業日比3%超の下落で昨年来安値を更新しました。
【業種別】では、海運、水産・農林、小売の3業種のみが上昇。サービスや不動産、機械の下げが大きくなりました。
【個別銘柄】では、1Q決算が好内容となった【9983】ファーストリテイリングが8.1%高、上方修正を発表した【3382】セブン&アイ・ホールディングスが4.9%高と、軟調相場の中で業績を確認した小売大手2社が強い動きを見せました。【9104】商船三井、【9107】川崎汽船、【9101】日本郵船の邦船3社がプラスで終了。上方修正を発表した【6432】竹内製作所や【9716】乃村工芸社が急伸しました。【3612】ワールドによる公開買い付けに賛同の意を表明した【9275】ナルミヤ・インターナショナルが、TOB価格にサヤ寄せしてストップ高比例配分となりました。一方、【6954】ファナック、【6861】キーエンス、【6920】レーザーテック、【4063】信越化学工業など業績期待の高い値がさ株の多くが大幅安。【6098】リクルートホールディングス、【2413】エムスリー、【6976】太陽誘電、【6981】村田製作所なども強めに売られました。ドル=円が鋭角的に円高方向に振れたことから、【7201】日産自動車、【7270】SUBARU、【7261】マツダなど自動車株が軟調。東証マザーズ指数が下げ止まらない中、【4385】メルカリなど主力銘柄の多くが厳しい下げとなりました。【6501】日立製作所による株式売却観測が報じられた【6305】日立建機が17%安と急落しました。
本日の日経平均株価・日足は短い上ヒゲと長い下ヒゲを伴う「中陰線」となりました。前場に安値を付けた後、日銀による上場投資信託(ETF)買いへの思惑が支えになり、後場は下げ幅を縮小しました。市場では、200日移動平均線(2万8,786円78銭)からの下方乖離率のマイナス4%に位置する2万7,600円近辺を下値めどと見る投資家が多い。「後場は売りが一巡したので不安はやや後退。調整色の強まる米ナスダックの今夜の動きが注目されている」との証券関係者の指摘がありました。
【来週の見通し】
来週の日経平均株価は、様子見姿勢が強まる展開と想定します。翌週には【6594】日本電産など3月決算企業の3Q業績が出始めますが、来週は2月決算企業の業績発表が一段落してやや材料難。米国では連邦公開市場委員会(FOMC)を翌週に控えて金融政策面の材料が乏しくなる一方、企業決算シーズンに入ることから、堅調な業績が確認されれば国内株にもプラスとの期待感があります。国内では新型コロナウイルスの感染が急拡大しており、政府の対応に関心が寄せられると想定します。
東証1部の売買高は14億0,815万株、売買金額は概算で3兆4,410億円でした。
『本日の新興市場】
で日経ジャスダック平均株価、東証マザーズ指数は共に続落しました。日経ジャスダック平均株価は終値ベースで前営業日比33円87銭安い3,785円16銭でした。再生可能エネルギーの【1407】ウエストホールディングスが決算発表を受けて制限値幅の下限(ストップ安水準)まで売られたほか、【6890】フェローテックホールディングス、【4080】田中化学研究所も下落しました。一方、【6324】ハーモニック・ドライブ・システムズ、【3891】ニッポン高度紙工業は上げました。東証マザーズ指数は終値ベースで前営業日比29.26ポイント安い844.78となり昨年来安値を更新しました。米連邦準備理事会(FRB)が早期の利上げと量的金融緩和の縮小に向かうなか、グロース(成長)株への逆風が続いています。マザーズ市場では75%ほどの銘柄が下落し、なかでも【4385】メルカリ、【4194】ビジョナル、【4478】フリーなどの主力グロース銘柄の大幅な下げが目立ちました。半面、【4592】サンバイオ、【4591】リボミックなどのバイオ関連、【7373】アイドマ・ホールディングスなど好決算を発表した銘柄には買いが向かいました。
1月14日【本日の言葉】
「人間は、優れた仕事をするためには、自分一人でやるよりも、他人の助けを借りる方が良いものだと悟ったとき、その人は偉大なる成長を遂げるのである。」(カーネギー鉄鋼創業者/アンドリュー・カーネギー)
私たちは、ずっと一人では生きていくことができないですし、所詮、一人でできることはたかが知れています。ビジネスでは、「人の力をいかにうまく借りるか」が、成否の分かれ目になります。勝負の時に、人の力を借りて大きく成長させるためには、日頃から、自分自身が人に貢献していることが大事です。困っている人や助けを必要としている人に、手を差し伸べれば、豊かな人間関係が生まれ、充実した人生の土台を築くことができるのです。