バンブーズブログ

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【2022年10月21日株レポート】

 

 

 

 

日経平均株価は続落、米長期金利の上昇警戒で買い手控え!」

 

 

21日の国内株式市場で日経平均株価は続落し、前営業日比11638銭安の26,89058銭で終えました。

 

前日の米国株式市場では、米10年債利回りが2008年以来、14年ぶりに4.2%に上昇したことを受け、景気敏感株やハイテク株などが軟調となり、NYダウは続落しました。これを受けた国内株式市場も軟調な展開となり、日経平均株価4営業日ぶりに27,000円を割り込みました。週末で積極的な売買は見送られたほか、時間外取引の米10年債利回りが上昇基調を強めたことも警戒されました。

 

【業種別】

では石油・石炭、海運、鉱業などが上昇した一方、陸運、空運、倉庫・運輸などが下落しました。

【個別銘柄】

では、【9984ソフトバンクグループや【9983ファーストリテイリングが安く、【7203トヨタ自動車や【7974任天堂なども値を下げました。【6367ダイキン工業、【6098リクルートホールディングス軟調な動きとなりました。その他にも、上期の見通しを引き下げた【6101】ツガミが後場に入って急落しました。一方、決算内容が好感された【6146】ディスコが急伸したほか、【6920】レーザーテックや【8035東京エレクトロンなどの半導体関連株は値を上げました。その他にも、【6619】ダブル・スコープが急伸し、【4385】メルカリも堅調な動きとなりました。

【チャート分析】

21日の日経平均株価・日足は上ヒゲとごく短い下ヒゲを伴う「短陰線」となりました。長めの上ヒゲが上値が重いとの印象を与えています。ただ、1日を通しての振れ幅が前営業日の値動きの中にすっぽり収まり、値幅も小さいことで気迷いムードを感じさせる動も感じられます。 注目すべきポイントは、絡み合うような形となっている25移動平均線(26,91693)との位置関係。このまま上昇して、25移動平均線を上向きに転じれば、戻り相場への期待が膨らみますが、押しして同線から下位で推移することになれば、再び下値模索の場面になることも考えられます。

 

東証プライム市場の売買高は102,666万株、売買金額は概算で25,950億円でした。

 

21日の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は3営業日続落し、終値は営業日比3.67ポイント安の724.08でした。米長期金利14年ぶりの高水準となったことを受け、前日の米国株式市場では主要3指数が軒並み下落しました。21日の国内新興市場でも割高感が意識される銘柄を中心に売りが出やすかったです。

東証グロース市場】

では【4478】フリー、【4565そーせいグループが下落しました。開発中の再生細胞薬について、承認取得が遅れると発表した【4592】サンバイオは18%安で終えました。一方、【4480】メドレーや【7094ネクストーンは上昇しました。