バンブーズブログ

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日経平均4日ぶり反落、終値100円安 配当権利落ちで


 
 
 
2023/3/30 9:15 (2023/3/30 15:50 更新)

30日の東京株式市場で日経平均株価は4営業日ぶりに反落し、大引けは前日比100円85銭(0.36%)安の2万7782円93銭だった。3月期末配当の権利落ちの影響が相場を下押しした。配当落ちした高配当銘柄を中心に売りが出て、下げ幅は一時250円を超えた。一方、前日の米株高の流れを引き継いだハイテク株への買いが相場全体を下支えした。

日経平均採用銘柄の配当の権利落ち影響は、QUICKの試算で日経平均を257円程度下押ししたとみられる。

29日の米株式市場で主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が3%超高と急伸した。市況改善を見込んだ買いが東エレクなど半導体関連の一角に入った。

午後は徐々に下げ渋り、大引けにかけては急速に下げ幅を縮小した。東証株価指数TOPIX)型の上場投資信託ETF)による配当再投資を指摘する声が聞かれ、思惑買いを誘ったとみられる。

TOPIXは4営業日ぶりに反落した。終値は前日比12.16ポイント(0.61%)安の1983.32だった。

東証プライムの売買代金は概算で2兆9680億円。売買高は12億7527万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1258。値上がりは517、変わらずは43、比較不可は16銘柄だった。

ソフトバンクグループ(SBG)やリクルートが下落した。ENEOSや出光興産が安い。一方、ファストリダイキンが高い。日本製鉄や三菱商は前日比では下落したが、基準値比では上昇した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕