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語学が堪能な愛子さまに寄せられる大きな期待 

皇室と世界の王室をつなぐ“皇女”へ
配信 2023年5月26日 11:15更新 2023年5月27日 20:46
NEWSポストセブン

 日本赤十字社は、皇后が唯一、名誉総裁を務められる団体である。その式典に際する事前の説明会に、初めて愛子さまが同席された。

 皇后としての務めを果たされる雅子さまを間近に感じた愛子さまの、大学卒業後のご活躍に、いまから期待が寄せられている──。

スペイン語はまだ話されるんですか?」。幼い頃、3年ほどメキシコで暮らしていた俳優の上白石萌音(25才)に、雅子さまはそう尋ねられたという。雅子さまは5月18日、日本赤十字社の名誉総裁として、全国赤十字大会にご出席。終了後には日本赤十字社のアンバサダーを務める上白石と交流された。

 


「式典で賞状を直接贈呈される際、受賞者が受け取りやすいよう最後にお盆を傾けられるなど、雅子さまの所作には随所に気配りがなされていました。堂々とされており、自信も感じられました」(宮内庁関係者)

 15日、両陛下は大会に先立ち、皇居で日本赤十字社の関係者から説明を受けられた。そこには、長女の愛子さまのお姿もあった。

愛子さまのご希望もあったのではないでしょうか。弱い立場の人々に寄り添われる両陛下を幼い頃からご覧になられていますから、福祉活動全般に関心を持たれるのはごく自然なことでしょう。両陛下も参加をおすすめされたそうです。来春大学を卒業されれば愛子さまの公務の機会は増えるでしょうから、経験を積んでほしいと願われたのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)

 愛子さまは現在、学習院大学の4年生。卒業後は大学院に進学し、機を見て留学もされるとみられている。

「5月1日付で、皇后を中心に天皇家に仕える侍従職の女官に津島南枝さん(54才)が就きました。前職はフリーランスの通訳で、以前は外務省の嘱託社員としても活躍していたようです。彼女は英語とスペイン語が堪能だと聞いています。愛子さまを指導されたり、場合によっては留学に同行されたりすることもあるかもしれません」(前出・宮内庁関係者)

 両陛下は、ともにイギリスの名門・オックスフォード大学に留学された経験があり、愛子さまの留学先も同大学ではないかと目されている。

「留学生活のなかで“一般的な生活”を送ることは、日本ではできない貴重な経験です。また、現地の一般の人と過ごし、忌憚なく意見交換をすることで養われる国際感覚もあるでしょう」(皇室記者)

 実際に、陛下は約2年間の留学経験を書かれた『テムズとともに 英国の二年間』(1993年)で、次のように振り返っている。

《英国の内側から英国を眺め、様々な人と会い、その交流を通じて英国社会の多くの側面を学ぶことができたこと、さらには日本の外にあって日本を見つめ直すことができたこと、このようなことが私にとって何ものにも代えがたい貴重な経験となった》

 同時に海外留学は、他国の王室と交流を深めるまたとない機会でもある。

「英王室と皇室の公式の交流は150年以上前から続いています。陛下は留学当時、エリザベス女王に宮殿に招かれたり、チャールズ皇太子(現・国王)とオペラを鑑賞されたりと、英王室と“家族ぐるみ”のおつきあいをされたそうです。愛子さまの英語はネイティブレベルといいますから、渡英の際には親睦を深められるでしょう」(前出・皇室記者)

 現在、英王室はSNSを積極的に運用している。皇室に関する情報発信を強化するため、今年4月に「広報室」を新設した皇室にとって、よき手本となりそうだ。

愛子さまデジタルネイティブ世代です。英王室の方々と直接皇室のSNS運用などの意見交換ができれば、それは愛子さまご本人のみならず、皇室全体にとっての“財産”になるはずです」(前出・宮内庁関係者)

 

愛子さまと同世代の「将来の女王」

 陛下はまた、イギリス留学に際し、ヨーロッパの計13か国を訪れられた。そのうちのひとつがスペインだ。

「当時の国王・カルロス1世夫妻と昼食をともにされたほか、フェリペ皇太子(現・国王)には直々にマヨルカ島を案内されたそうです。コロナの蔓延が世界的に始まった2020年、陛下はフェリペ国王と、外務省を通さず極秘で電話会談をされ、両国の対応や、国際協力について話し合われたそうです」(前出・宮内庁関係者)

 緊密なやりとりができたのは、陛下がスペイン語に明るいということもあるだろう。陛下は2006年から、講師を月1回招いてスペイン語を学ばれているという。そのレッスンには愛子さまが参加されることもあったそうだ。

 


愛子さまは6才からスペイン語に触れられています。陛下の“外国語ではいちばん最初にスペイン語を学習させたい”という思いがあったそうです。現在、愛子さまは大学の第二外国語としてスペイン語を選択されており、わからない部分は陛下を通じて講師に質問されるなど、熱心に取り組まれています。

 また雅子さまスペイン語を話されるそうです。スペイン語公用語として広く使われていますから、雅子さまはその重要性を実感されているのでしょう」(前出・宮内庁関係者)

 さらに、スペインには、愛子さまと同世代の王女がいる。フェリペ国王の長女で、愛子さまより4才年下のレオノール王女。「将来の女王」だ。

「レオノール王女はつい先日まで、ウェールズ南部の寄宿学校に留学していました。レオノール王女の妹・ソフィア王女も年内に留学する予定だそうです。この学校の卒業生にはオランダ国王の次女・アレクシア王女や“将来のベルギー女王”エリザベート王女がいるなど、ヨーロッパ王室と縁が深い学校です」(在英ジャーナリスト)

 15才で単独公務を始めたレオノール王女は、この夏から、スペイン軍の士官学校で3年間にわたって軍事訓練を受けることが発表されるなど、着実に女王への道を歩んでいる。

「レオノール王女は英語、フランス語のほかに、アラビア語や中国語も操るそうです。彼女は“将来の女王”でありながら、スペイン発のファストファッションブランド『ZARA』を着こなすなど、その親しみやすさにも注目が集まっています」(前出・在英ジャーナリスト)

 現状の皇室典範に則れば、女性皇族は結婚によって皇籍を離脱することになるものの、同じ長女として、愛子さまとレオノール王女には共鳴できる部分があるだろう。

愛子さまは語学が堪能で、強い芯をお持ちのお方です。日本文学への造詣も深い。留学を機に世界に羽ばたかれれば、皇室と世界の王室をつなぐ“皇女”になれるのではないでしょうか。両陛下も、愛子さまのご活躍を期待されているでしょう。今回の全国赤十字大会に際する事前の説明へのご参加は、愛子さまが世界に進出される“第一歩”かもしれません」(皇室関係者)

 両陛下の期待を一身に背負われ、愛子さまは日々を過ごされている──。