バンブーズブログ

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銀証連携とは   きようのことば

 銀行が株など売買
きょうのことば
#金融機関 #金融
2023/6/10 2:00
▼銀証連携 銀行と証券会社による業務やサービスの連携。以前は銀行と証券の業務を厳しく分けてきたが、規制緩和で1993年に子会社方式による相互参入が可能になった。規制は段階的に緩和され、99年にそれぞれの担当者による共同訪問、02年には共同店舗の運営を解禁した。社債発行など融資に限らない資金調達を総合的に提案したい銀行界が要望してきた。

 
2004年に銀行の金融商品仲介業への参入が可能になった。証券会社の代理店のような形で株や債券の売買を取り次ぐ。地銀は傘下の証券会社や大手証券会社と仲介業務で提携して仕組み債などを扱ってきた。仲介業者は顧客紹介などに業務が限られており、顧客との契約は委託元の証券会社が担う。

銀行と証券の情報共有に歯止めをかける「ファイアウオール規制」も段階的に緩和してきた。2022年に顧客に通達せずに上場企業に限って情報を共有しやすくなった。残る焦点は緩和の対象を中堅・中小企業や個人向けにも広げるかだ。企業よりも銀行が優位な立場を発揮しやすくなるため、独立系証券会社を中心に不利な提案を強いかねないとの懸念がくすぶっている。