バンブーズブログ

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『山本由伸』の移籍先はどこか 大谷翔平しのぐ大争奪戦に


 
スポーツライター 杉浦大介
#スペシャル #MLB #スポーツ
2023/12/18 5:00
 
山本由伸の移籍でも激しい争奪戦が繰り広げられている=共同
メジャーリーグは今オフ、補強戦線の動きが遅いといわれてきた。その理由の一つは、大谷翔平という稀有(けう)な選手がフリーエージェント(FA)戦線のトップにいたから。大谷がどのチームに、どのくらいの契約でいくかがはっきりしなかったため、他の選手たちはなかなか動きが取れなかったのだ。

「マーケットのトップにこれ以上ないほどユニークな選手(=大谷)がいたら、新しいダイナミック(な動き)が生まれるものだ」

今年はテネシー州ナッシュビルで7日まで行われたウインターミーティング中、シカゴ・カブスのカーター・ホーキンス・ゼネラルマネジャーGM)はそう述べていた。

しかし大谷は9日、ロサンゼルス・ドジャースと10年7億ドル(入団発表時のレートで約1015億円)というとてつもない契約を発表。ここで一つの区切りを迎え、これからマーケットが急激に動き出すことが予想される。山本由伸、今永昇太、松井裕樹ら、今オフにメジャー移籍を目指す日本人選手たちの行き先も遠からず決まっていくはずだ。

オリックス時代に日本で最高級の実績を積み上げた山本は、大谷に続くナンバー2のFA選手との呼び声が高い。日本人選手がメジャーFAのトップ1、2とはすごい時代が来たものだ。当初は1億5000万〜2億ドル程度と目された山本の契約総額は、今オフにおける先発投手の需要の高さ、大谷の契約額が予想以上だったことも相まって、最終的に3億ドルを超えるという報道も出てきている。

有力視されるのは西のドジャース、東のニューヨーク・ヤンキースというメジャー最高級の金満チーム。関係者によると12日、ロサンゼルスで行われたドジャースと山本の面談にはそうそうたる面々が出席したという。当初は参加が予定されたムーキー・ベッツ外野手こそ所用で欠席したものの、デーブ・ロバーツ監督、フレディ・フリーマン一塁手、ウィル・スミス捕手、そして移籍が決まったばかりの大谷らが顔をそろえ、山本との話し合いに臨んだ。