2024/6/25 9:07 (2024/6/25 15:35 更新)
25日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、終値は前日比368円50銭(0.95%)高の3万9173円15銭だった。節目の3万9000円を上回り、4月15日(3万9232円)以来およそ2カ月ぶりの高値を付けた。24日の米株式市場で出遅れ感のあった景気敏感株やディフェンシブ株が買われた流れを引き継ぎ、幅広い銘柄が上げた。日経平均は大引けにかけて一段高となり、上げ幅は一時400円を超えた。
銀行や保険といった金融株、輸送用機器などのバリュー(割安)株の上昇が目立った。PBR(株価純資産倍率)が相対的に低い銘柄で構成する東証株価指数(TOPIX)バリュー指数の上昇率は2.22%と、TOPIXグロース指数の上昇率(1.20%)を上回った。
時価総額と流動性が高い主力の大型株30銘柄で構成する「TOPIXコア30」が午後の取引終了にかけて上げ幅を拡大した。投資家が受け取った配当金を再投資にまわしているとの観測があり、トヨタなどの主力銘柄への買いが目立った。一方、前日の米市場でハイテク株が下落したことから、東エレクやソフトバンクグループ(SBG)は朝方から売りが優勢だった。ただ、午後は下げ渋った。
東証株価指数(TOPIX)は続伸した。終値は47.18ポイント(1.72%)高の2787.37だった。JPXプライム150指数は6日続伸し、15.91ポイント(1.32%)高の1224.75で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆9594億円、売買高は15億4831万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1411。値下がりは204、横ばいは30だった。
日立が上場来高値を更新した。IHIや川重が大幅に上げた。一方、ニデックやTOPPAN、村田製は下げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕