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2024/7/19 15:33
19日の東京株式市場で日経平均株価は3日続落し、終値は前日比62円56銭(0.16%)安の4万0063円79銭だった。一時は下げ幅が300円を超え、およそ2週間ぶりに節目の4万円を下回った。18日の米株式市場で主要3指数が下落した流れを受け、東京市場でも売りが優勢となった。ただ、日経平均は前日までの2営業日で1100円あまり下げていたため、直近の下げを主導していた半導体関連株の一角には自律反発狙いの買いも入り、日経平均は上げる場面もあった。
18日の米市場はダウ工業株30種平均が反落するなど軟調で、東京市場で投資家心理の重荷となった。海運、空運、鉱業などを中心に幅広い業種で売りが先行した。高値警戒感を意識した利益確定売りも相場を押し下げた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆8167億円と節目の4兆円を下回り、6月24日以来の低水準だった。市場では「日米の決算発表シーズンが近づき、決算内容を見極めるために投資家の様子見ムードが広がっている」(レオス・キャピタルワークスの福江優也シニア・トレーダー)との見方もあった。
半面、18日の米半導体大手のエヌビディアなどの上昇を受けて、このところ下げが目立っていた値がさの東エレクやアドテストに買いが入って指数を支えた。日経平均が4万円を下回る場面では主力銘柄に押し目買いも入った。
東証株価指数(TOPIX)は続落した。終値は7.80ポイント(0.27%)安の2860.83だった。JPXプライム150指数は続落し、1.09ポイント(0.09%)安の1264.52で終えた。
東証プライムの売買高は15億3386万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1113。値上がりは494、横ばいは39だった。
2024年4〜9月期の連結純利益の見通しが市場予想に届かなかったディスコが大幅安となった。ファナックやソフトバンクグループ(SBG)も下げた。一方、東宝や高島屋、キーエンスは上げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕