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NYダウ続伸9ドル高、連日で最高値 利下げ観測が支え


 
 
#株式 #マーケット #海外
2024/8/28 5:49 (2024/8/28 6:31 更新)
 
【NQNニューヨーク=矢内純一】27日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に3日続伸した。前日比9ドル98セント(0.02%)高の4万1250ドル50セントで終え、連日で最高値を更新した。米連邦準備理事会(FRB)による利下げ観測が引き続き投資家心理の支えとなった。ただ、利益確定の売りも出やすく、ダウ平均は下げる場面があった。28日にエヌビディアの決算発表を控え、様子見の姿勢も強かった。

午前発表の8月の米消費者信頼感指数は103.3と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(101.0)に反し、7月(101.9)から改善した。米景気が底堅いとの受け止めにつながった。半面、ダウ平均は直近安値の5日から前日までに2500ドルあまり上昇した。高値警戒感や短期的な過熱感を意識した売りが出て、ダウ平均は130ドルほど下げる場面があった。

ダウ平均の構成銘柄ではないが、エヌビディアが28日夕に2024年5〜7月期決算を発表する。決算後のエヌビディア株の動きが米株式相場全体に影響する可能性があり、決算の内容を見極めたいとの雰囲気もあった。エヌビディアは下げて始まったものの、上昇に転じて終えた。「エヌビディアが好業績であっても、株価は上昇が続いた後で、市場参加者がどのような反応を示すのかを予想しにくい」(インガルズ・アンド・スナイダーのティモシー・グリスキー氏)との指摘があった。

ダウ平均の構成銘柄では、ナイキやハネウェル・インターナショナル、ビザが上昇した。一方、アマゾン・ドット・コムウォルト・ディズニーが下落。原油先物相場の下落を受け、シェブロンも安かった。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反発した。前日比29.055ポイント(0.16%)高の1万7754.820で終えた。アナリストが目標株価を引き上げたネットフリックスが上昇した。クアルコムなどの半導体株にも買いが入った。

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