■本日の株式相場状況
「円高進行を要因として売り再び膨らむ展開!」
13日の国内株式市場で日経平均株価は反落し、前営業日比251円51 銭安の3万6,581円76銭で取引を終えました。
前日の米国株式市場でNYダウが続伸したことを受け、朝方の日経 平均株価は小幅に上昇してスタートしました。ただ、上値は重く、
買い一巡後はマイナス圏に転じました。特に、為替が1ドル=140円 台後半に円高が進行したことが嫌気され、後場に入り日経平均株価
は400円近い下落となる場面がありました。大引けにかけて下げ幅 は縮小し、円高の進行が嫌気され自動車株などが売られる一方で半
導体関連株などは堅調な値動きとなりました。明日からの3連休を 前に一部からは持ち高調整の売りも出たようです。株価指数先物・
オプション9月物のSQ(特別清算指数)値は3万6,906円92銭だったとみ られています。
【業種別】 では海運、鉱業、鉄鋼などが上昇した一方、ゴム製品、輸送用機 器、医薬品などが下落しました。
【個別銘柄】 では、【7203】トヨタ自動車や【7267】ホンダが安く、【6902】デ ンソーが軟調。【9984】ソフトバンクグループや【9983】ファース トリテイリングが値を下げました。
半面、【8035】東京エレクトロンや【6146】ディスコ、【6857】ア ドバンテストが高く、【7011】三菱重工業や【7012】川崎重工 業、【7013】IHIが値を上げました。
【チャート分析】 13日の日経平均株価・日足は「小陰線」となりました。注目の米8 月消費者物価指数(CPI)を消化して米国株が上昇し、ドル円が円安に 振れたことから、幅広い銘柄に買いが入りました。円安は一時的に とどまり、再び円高が進んだことから13日は大幅安。1勝4敗と下落 日が多かったですが、12日の大幅高が貢献して、週間ではプラスと なりました。日経平均株価は週間では約190円の上昇となり、週足 では陽線を形成しました。
プライム市場の売買高は17億3,770万株、売買金額は概算で4兆2,172 億円でした。
13日の新興企業向け株式市場で東証グロース市場250指数は反落し ました。終値は前営業日比8.79ポイント(1.35%)安の644.48でした。 3連休を前にした手じまい売りが出ました。市場では「前日に大き く上昇していたため利益確定売りに押されたものの、グロース250 指数は前日の下値は割っておらず、しっかりとした動きをしてい る」との声が聞かれました。
【グロース市場】 では、【5842】インテグラルが買われ、【9348】ispaceが
上昇しました。一方、【4593】ヘリオス、【4592】サンバイオは 下落しました。