バンブーズブログ

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⭐️《NYダウ6日続落》

NYダウ6日続落、234ドル安 アドビ14%安
 
 
#海外 #マーケット #株式
2024/12/13 5:31 (2024/12/13 7:14 更新)
 
【NQNニューヨーク=矢内純一】12日の米株式市場でダウ工業株30種平均は6日続落し、前日比234ドル44セント(0.53%)安の4万3914ドル12セントで終えた。6日続落は4月以来。このところ上昇が目立っていたハイテク株の一角に利益確定売りが出て、相場の重荷となった。半面、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ継続観測が根強く、ダウ平均は上昇に転じる場面があった。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は11日に初めて2万台に乗せた。人工知能(AI)に対する需要の高まりが収益拡大を後押しするとの見方からハイテク株の上昇が続いた後で、12日は一部の銘柄に売りが出た。ダウ平均の構成銘柄ではエヌビディアやアマゾン・ドット・コムが下げた。

ダウ平均の構成銘柄ではないが、ソフトウエアのアドビが13.6%安で終えた。11日夕に2024年9〜11月期決算と併せて発表した25年11月期通期の収益見通しが物足りないとの受け止めから売りが広がった。

12日朝発表の11月の米卸売物価指数(PPI)は前月比0.4%上昇とダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(0.2%上昇)を上回った。11日発表の11月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想通りだった後で、「インフレ再燃への警戒感から持ち高調整の売りを誘った」(インガルズ・アンド・スナイダーのティモシー・グリスキー氏)との指摘があった。

一方、FRBが17〜18日の米連邦公開市場委員会FOMC)で0.25%の追加利下げを決めるとの観測は根強い。利下げが米景気の押し上げにつながるとの見方は株式相場を支えた。

そのほかのダウ平均の構成銘柄では、ユナイテッドヘルス・グループやキャタピラーが下げた。ホーム・デポも売られた。一方、アナリストが投資判断を引き上げたコカ・コーラが上昇。メルクにも買いが入った。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反落した。前日比132.052ポイント(0.65%)安の1万9902.842(速報値)で終えた。テスラや半導体マイクロン・テクノロジーが下げた。このところ大幅に上昇していたアルファベットにも売りが出た