関税とは かつては国家の重要な財源
きょうのことば
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2025/2/11 2:00
▼関税 輸入品に課せられる税。関税額は輸入した物品の価格に、品目や原産地によって決められる関税率をかけて算出する。関税は代表的な貿易障壁で、課すことで輸入品のコストが増加し、競争力が低下することから国内産業を保護する機能がある。
関税収入は国庫収入となり、かつては国家の重要な財源だった。米国の連邦政府は19世紀の南北戦争ごろまで歳入の多くを関税に頼っていた。経済が発展し、所得税や法人税といった国内への課税体制が整ったことで財源としての意義は小さくなってきた。日本の関税収入額は2025年度予算案ベースで0.9兆円で、国税収入に占める割合は1%程度にとどまる。途上国のなかには関税がなお国家の財源として重要視される国もある。
1930年代の不況後、主要国が閉鎖的なグループをつくり、域外に対して高関税を課して自国産業を保護する政策をとった。経済のブロック化が第2次世界大戦の一因となったとの反省から、47年には関税貿易一般協定(ガット)がつくられた。貿易の自由化や関税の軽減に向けた多国間での交渉が進められ、95年には世界貿易機関(WTO)が設立された。
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