26年3月期、上場廃止後で最低
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2025/5/9 19:48
決算発表するNTTドコモの前田義晃社長(9日、東京都千代田区)
NTTドコモは9日、2026年3月期のグループ営業利益が前期比5%減の9660億円になりそうだと発表した。2期連続の減益で、NTTの完全子会社となり上場廃止した21年3月期以降では最低額となる。節目の1兆円を初めて割る。他社との競争激化により、販売促進費を増やすことが響く。高速通信規格「5G」の基地局拡大といった通信環境の改善のための投資もかさむ。
売上高は2%増の6兆3360億円、純利益は7%減の6690億円を見込む。純利益も2期連続の減益で非上場化後では最低額となる。個人向けの通信事業で減収基調が続く。1契約顧客当たりの単価は3970円と、前期の3940円からは小幅に増える。金融などの関連事業は伸びを見込むものの、先行する費用を補えない。
9日に記者会見した前田義晃社長は連続減益の理由について「将来の成長基盤を盤石にするため、販促施策とネットワーク品質向上への投資を戦略的に実施する」と話した。一方で一連の投資を通じて「26年度(27年3月期)には大幅に増益に転じる」との見通しを示した。
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