小泉農相、元農相の苦言に反論 備蓄米「党に諮れば大胆な判断できず」
#コメ問題
2025/6/1 15:59
政府備蓄米の販売店を視察する小泉農相(左から2人目。1日、東京都品川区のイオンスタイル品川シーサイド)
小泉進次郎農相は1日、東京都品川区の「イオンスタイル品川シーサイド」を訪れ、備蓄米を発売した店頭を視察した。小泉氏は「予想を上回るスピードで民間事業者が対応してくれた」と感謝を述べた。視察後に記者団の取材に応じた。
小泉氏は今後の備蓄米放出について「次の30万トンをどのように活用すべきか、並行して考えている。需要があれば全部出す。そういった強い思いで何とかこの価格の高騰を抑えたい」と強調した。
イオンは同日、都内の店舗で備蓄米の販売を始めた。価格は1袋5キログラムで税込み2138円とする。2日からは千葉市や名古屋市、大阪市の計4店舗へ広げる。視察で小泉氏はコメの不足感や輸入米の売れ行きについて関係者から話を聞いた。
元農相の野村哲郎氏は前日の5月31日、随意契約による備蓄米放出を党農林部会に諮らなかったことに苦言を呈した。これについて小泉氏は「大臣がやることなすこと一つ一つを党に諮っていたら、誰が大臣になってもスピード感をもった大胆な判断が出来ない」と反論した。「大臣の裁量内で決められることは私は党に諮らず決める。ご指摘があれば国会の中でいただく」と述べた。
野村氏は5月31日の鹿児島県鹿屋市での講演で、小泉氏の備蓄米放出について「自分で決めて自分で発表してしまう。ルールを覚えてもらわないといけない」と発言した。
ディスカウント店「ドン・キホーテ」を運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は5月28日、小泉氏にコメ流通に関する意見書を提出した。これについて小泉氏は「流通を透明化し、改善すべきことがあれば見直す」と話した。
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