トランプ氏、ガザ停戦「取引せよ」 ハマスに人質解放を要求
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2025/6/30 6:39
トランプ米大統領㊧とイスラエルのネタニヤフ首相(4月、ワシントン)=ロイター
【エルサレム=共同】トランプ米大統領は29日、パレスチナ自治区ガザ情勢を巡り「ディール(取引)せよ」と自身のSNSに投稿し、停戦とイスラム組織ハマス拘束下の人質の解放を改めて訴えた。イスラエルとハマス双方に圧力をかけた形。イスラエルメディアは、同国政府が29日夕に治安閣議を開き、ガザ情勢について協議すると伝えた。
イスラエル軍のザミール参謀総長は27日「近い将来、現作戦で定めた地点に到達する」と述べ、ガザの軍事作戦の目標達成が近いとの認識を表明。今後の選択肢を政府に提示するともしていた。ガザの停戦に向けた動きの可能性がある。
一方、ハマスは停戦交渉の条件に指導部メンバーの安全確保を挙げたとの一部アラブメディアの報道を否定した。「要求は変わらない」と強調した。ハマスは恒久停戦とイスラエル軍のガザ完全撤収を求めている。
イスラエル軍の攻撃は29日も続き、パレスチナ通信によると、北部ガザ市の住宅や南部ハンユニスの避難テントへの攻撃で7人が死亡した。最南部ラファでは、支援物資配給を待っていた住民が攻撃を受け、5人が死亡、数十人が負傷した。物資配給拠点周辺では、イスラエル軍の銃撃による死傷者が続出している。
ガザ保健当局は29日、2023年10月の戦闘開始後のガザ側死者が5万6500人になったと発表した。
米ニュースサイト、アクシオスは、イスラエルのデルメル戦略問題相が30日、ワシントンを訪問し、米当局者とガザ情勢やイラン対応について協議する見通しだと報じた。ネタニヤフ首相も7月後半に訪米する見込みだという。
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