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⭐️《洋上風力発電》

洋上風力発電とは 風力確保しやすく、世界の導入量は5年で3倍
 
きょうのことば
#きょうのことば #経済
2025/8/25 2:00
▼洋上風力発電 再生可能エネルギーのひとつで、海上に設置した風車が回転する力で発電する。陸上風力発電と比べ周辺住民への騒音の影響が小さいほか、年間を通じて安定的に風力を確保できるなどの利点がある。

 
世界的に設置が広がっている。世界風力会議(GWEC)によると2024年までの導入量は83.2ギガワット(GW)で、5年で3倍程度に増えた。中国が最も多く、英国など欧州が続く。足元は資材などのインフレで投資が停滞傾向だ。

日本では20年から再生可能エネルギー海域利用法に基づき、気候などが適した海域での大規模事業の公募を始めた。三菱商事三井物産といった商社系の連合や、発電大手JERAの連合が採択されている。

建設コストの低減や、国内調達網の構築が課題だ。日本に大型の風車メーカーはなく輸入に頼っている。今後は独シーメンス系など海外メーカーの誘致に加え、部品の国内製造が必要だ。海域使用期間の延長のほか、建設コストの増加を電気代に上乗せできるようにするといった制度面の支援が求められている。

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