バンブーズブログ

社会の大きな流れは新聞のトップニュースに掲載されます。 その情報を読み続けていくと数年先が見えてきます。それは怖いものなしです。

⭐️《社説》日銀は正常化の歩みを周到に

[社説]日銀は正常化の歩みを周到に
 
 
#社説 #オピニオン #植田和男
2024/9/20 19:30
 
金融政策決定会合後、記者会見する日銀の植田総裁(20日、日銀本店)
日銀は20日金融政策決定会合政策金利を0.25%のまま据え置いた。7月会合で決めた利上げが急激な円の反転上昇と株価下落の一因となったばかりだ。利上げの影響や賃金・物価の動きを慎重に見極める姿勢は妥当だろう。

市場は落ち着きつつあるが、米連邦準備理事会(FRB)が利下げに転換したなか、海外経済の先行きは注意が必要だ。金融政策の円滑な正常化のためにも、丁寧な情勢分析や市場との対話を心がけ、政策を周到に運営してほしい。

植田和男総裁は会合後の記者会見で「経済・物価見通しが実現していくとすれば、それに応じて引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく」と述べ、追加の利上げの機を探る考えを改めて示した。

一方で利上げ時期の見極めについては「特定のタイムラインやスケジュール感をもって、ここまでに確認するというような予断はもっていない」とも表明し、慎重に判断する考えを強調した。

理由の一つは海外経済だ。植田氏は市場が不安定な背後に米景気の先行き不透明感を挙げ、「軟着陸に近いシナリオが実現するのか、もう少し厳しめな調整になっていくのか、丁寧に見極めていきたい」と語った。

日米の金融政策が逆を向くなかで、米景気の軟着陸が日銀による正常化作業の大前提となる。米景気や市場の急変動リスクに目をこらすのは当然だろう。

もう一つの理由は円安の収束だ。7月末の利上げの背景には「円安による物価の上振れリスク」があったが、足元で一方的な円売りは収まった。植田氏は「リスクは相応に減少している」と述べたうえで、政策判断には「時間的な余裕がある」と明言した。

国内では賃金上昇が続くなか、消費回復を伴いつつ「賃金と物価の好循環」が定着するのかどうかが焦点となる。内外の経済情勢をじっくりと見極め、積極的な情報発信とともに、的確な政策判断に結びつけてほしい。

⭐️《社説》中国は強い措置で外国人守れ

社説]中国は強い措置で外国人守れ
 
 
#社説 #オピニオン #中国邦人襲撃
2024/9/20 2:00
 
死亡した日本人学校の児童が男に襲われた現場=19日、中国広東省深圳市(共同)
中国広東省深圳市で日本人学校に通う小学生男児が中国人の男に刺殺される痛ましい事件が起きた。弱者を狙う卑劣な凶行を強く非難する。中国政府は今すぐ自国民に向けて外国人の安全確保の重要性を訴える強いメッセージを発すべきだ。そうでなければ悲惨な事件が繰り返される恐れがある。

中国では刃物で外国人を襲う事件が相次ぐ。6月には江蘇省蘇州で日本人母子らが切りつけられ、日本人学校バス案内役の中国人女性が死亡した。吉林省吉林市でも米国人大学教員4人が刺された。

中国当局はいずれの事件でも詳細を明らかにせず、報道も統制している。一般国民は外国人が各地で襲われた事実さえ十分、把握していない。中国外務省報道官が「外国人の安全を守るため引き続き有効な措置をとる」など毎回、似た対外発信をするだけでは事態の改善は到底、望めない。

いまこそ中国の共産党指導部・政府が一体で、髙いレベルから自国民に呼び掛けるべきだ。必要なのは凶行を絶対に許さない強い決意の発信と、実効性を伴う外国人の保護措置である。

「中国のシリコンバレー」と呼ばれる深圳市には日本企業も多いが、家族帯同での中国赴任を避ける雰囲気が広がる。この状態が続けば外資の中国事業縮小や撤退が加速しかねない。

習近平体制は中国独特の「国家安全」を偏重してきた。とはいえ外国人が安心して住んで働ける環境の整備こそが、中国の利益と安全につながるのも事実だ。

男児を狙った男の犯行動機は不明である。ただ9月18日は満州事変の発端になった柳条湖事件が起きた日だ。歴史の記憶は重要である。だからといって今、中国に住む日本人らが身の危険を感じる事態を放置してよいはずはない。

岸田文雄首相は「中国側に事実関係の説明を強く求めるよう指示した」と語った。それだけでは不十分だ。中国指導部に邦人ら全外国人の安全確保に向けた実効ある措置を強く要求すべきである。

肝心なことは

本日の言葉9月20日

 


「肝心なことは、状況を前向きに変えるように努力しながら、時がたつのを待つことです。」(心理学者/リチャード・カールソン)

 

 

 

難易度の高いプロジェクトを軌道に乗せるためには、決して焦らず、長いスパンで取り組んでみることです。なぜなら、今までに誰も成し遂げたことがない事柄などは、参考になる先例も少なく、ある程度の時間を投資しないと成果が表れないことも多々あるからです。誰もが難しいと考えるような事柄は、最初から諦めてしまう人の方が圧倒的に多いので、難しいと思える仕事こそ時間をかけてでも身に付けていけば、大きな「アドバンテージ」になるのです。あなたは、難しいことでも、焦らず時間をかけて攻略していますか?

⭐️米、利下げ局面へ転換


0.5%、4年半ぶり FRB議長「後手に回らず」
 
 
2024/9/20 2:00 朝刊[会員限定記事]
【ワシントン=高見浩輔】米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを緩和方向に転換した。18日の米連邦公開市場委員会FOMC、総合2面きょうのことば)は通常の倍の0.5%の利下げを決め、政策金利の指標であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を4.75~5.0%とした。(関連記事総合2、グローバル市場面に)

インフレ収束が濃厚となり、FRBは米景気や雇用の下支えを重視する。

利下げは4年半ぶ...

⭐️きようのことば《FOMC》

FOMCとは 12人の多数決で政策決定
 
きょうのことば
#きょうのことば
2024/9/20 2:00
FOMC 米連邦準備理事会(FRB)が開く米国の金融政策を決める会合。Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略。物価上昇率や失業率などの景気指標をもとに経済情勢を議論する。物価の安定と雇用の最大化を目標に、政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標や通貨供給量などを決定する。

 

⭐️《先読み株式相場》日経平均、欧米株最高値が追い風

日経平均、欧米株最高値が追い風(先読み株式相場)
 
 
#国内株概況 #株式 #マーケット
2024/9/20 8:01 [会員限定記事]
20日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸か。米大幅利下げを背景に、前日の欧米株式相場が史上最高値を更新し、日本株の追い風になる。前日終値(3万7155円)から450円程度高い3万7600円前後が上値めどになる。 

米連邦準備理事会(FRB)が18日まで開いた米連邦公開市場委員会FOMC)で通常の倍となる0.50%の利下げを決めた。利下げが米国を中心に世界景気を支えるとの見方から、欧米市場...

⭐️《大谷翔平》、メジャー史上初の「50本塁打50盗塁」達成‼️


 
 
#大谷翔平 #MLB
2024/9/20 7:56 [会員限定記事]
米大リーグ、ドジャース大谷翔平が19日、マイアミで行われたマーリンズ戦に1番指名打者(DH)で出場し、メジャー史上初のシーズン「50本塁打50盗塁」を記録した。六回に49号2ランでシーズンの球団記録に並び、七回に2打席連発となる2ランを放って偉業を達成した。この日は一回に三盗を決めて50盗塁に到達し、二回にも二盗して51盗塁とした。今季出場...