バンブーズブログ

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企業年金の予定利率とは 『きようのことば』

 加入者に約束する利回り
 
きょうのことば
#きょうのことば #アセットマネジメント
2023/10/3 2:00
企業年金の予定利率 確定給付型(DB)企業年金を採用する企業が加入者(従業員)に対し約束する利回りのこと。例えば、退職者の年金を集めて運用する企業年金連合会の場合、予定利率は1997年8月に5.5%から4.75%へ引き下げ、それから一貫して下げ続けている。企年連は現役従業員の年金を扱う一般的な年金基金と違い、主に運用利回りで給付原資を確保する必要があり、運用は保守的とされている。足元の予定利率は97年当時と比べ77〜95%切り下げ、年齢別に1.25〜0.25%を設定している。

一方、日本の企業年金の運用成績は改善しつつある。企業年金連合会の実態調査(回答数約1800)によると、リーマン・ショックを踏まえた過去20年で3.21%だったが、直近5年では3.9%だった。積み立てが超過した状態で財政状態も安定している。