「お 人柄 素晴らしい」
THE ANSWER
海外メジャー・全米女子オープン
女子ゴルフの今季海外メジャー第2戦・全米女子オープンは現地時間2日、米ペンシルベニア州のランカスターCC(6629ヤード、パー70)で最終日が行われ、2打差4位から出た渋野日向子(サントリー)が2バーディー、4ボギーの72で回り、通算1アンダーの2位。優勝した笹生優花(フリー)との日本勢ワンツーの快挙を達成した。笹生がホールアウトした際、まだプレー中だった渋野の行動が「お人柄も素晴らしい」「人間性が素晴らしい」と称賛を浴びている。
笑顔でライバルを称えた。最終18番、先の組でプレーしていた笹生が4アンダーでホールアウトすると、フェアウェー上で渋野は両手を高々と上げ何度も拍手。海外中継の実況も「スタンディングO(オベーション)だ」と渋野の動きに注目するほど“全力”の称賛だった。米専門局「ゴルフ・チャンネル」も笹生の優勝を伝える記事の中で「18番のフェアウェーに立っていたシブノは、同郷の女性に拍手を送った」と記している。
LPGA公式インスタグラムが笹生を称える渋野の動画を公開。日本のファンからは「大事な友人を讃えるしぶこちゃん!! 素晴らしいです」「日向子ちゃんはお人柄も素晴らしいですね」「ライバルを讃える心が素晴らしい」「このシーンも感動した」「優勝争いしてる相手を心から讃える人間性がみんなを魅了する やはり人を惹きつける力がある」などと感銘を受けた様子のコメントが集まった。
我慢のゴルフが続いた渋野だったが、同組の選手が難しいパットを決めた際などには、拍手で称えるいつもの渋野らしいスポーツマンシップも欠かさなかった。プレーを終え、笹生と対面すると即座に祝福のハグを交わし「おめでとう!マージで強い!」と絶賛していた