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2023/10/16 16:56 (2023/10/16 21:21 更新)
日本オリンピックミュージアム前にある五輪モニュメント
【ムンバイ=共同】国際オリンピック委員会(IOC)は16日、インドのムンバイで総会を開き、2028年ロサンゼルス五輪の追加競技として大会組織委員会から提案された野球・ソフトボール、フラッグフットボール、クリケット、ラクロス、スカッシュの5競技を一括承認した。
21年東京五輪で日本がともに金メダルを獲得した野球とソフトボールは、2大会ぶりの復帰となる。
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IOCのバッハ会長は「追加5競技の選択は米国のスポーツ文化に沿ったものだ。ロス五輪をユニークなものにしてくれる」と期待した。
世界野球ソフトボール連盟(WBSC)のフラッカリ会長は大リーグがトップ選手参加に合意していると強調し、シーズン中断の判断も注目される。
インドなど英連邦諸国で人気が高いクリケットは128年ぶり、北米発祥のラクロスは120年ぶりの復帰。米国で人気の高いアメリカンフットボールから接触プレーをなくしたフラッグフットボール、スカッシュは初実施となる。
東京五輪の野球で金メダルを獲得し喜ぶ日本ナイン(21年8月)
追加の団体競技はいずれも男女各6チームの予定。
IOCによると、夏季五輪の上限とする選手1万500人の総枠は超えるという。追加競技は742人の枠があり、既存競技の選手数を削減して人数調整をする見込み。
追加候補に残っていたブレイキン(ブレイクダンス)や空手などは組織委の提案から漏れた。
馬術を除外して障害物レースを採用した近代五種と重量挙げはともに保留扱いとなっていたが、実施競技入りが決まった。IOCが承認した統括団体のないボクシングは引き続き保留となるが、選手保護の観点で今後競技入りが決まる見通し。