2023/04/22 13:58
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大谷翔平
大リーグ
7回無失点の好投で3勝目を挙げた大谷翔平=AP
【アナハイム(米カリフォルニア州)=帯津智昭】米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平は21日(日本時間22日)、本拠地アナハイムでのロイヤルズ戦に先発投手兼2番指名打者で出場し、7回2安打無失点、六~七回の6者連続を含む11奪三振の好投を見せ、3勝目を挙げた。打者としては4打数1安打だった。2―0で勝ったエンゼルスは連敗を2で止めた。
大谷は前回17日のレッドソックス戦は降雨中断のために2回で降板。31球しか投げていなかったため、登板間隔を縮め、中3日での先発マウンドとなった。
一回は3者連続三振を奪う最高の立ち上がり。大きく曲がる変化球「スイーパー」を軸に攻めつつ、六、七回はカーブも多投した。最速100・2マイル(約161キロ)の直球も力強く、相手に三塁を踏ませなかった。
これで今季は5試合に登板して計28回を投げ、わずか2失点。防御率はア・ナ両リーグトップの0・64をマークしている。
試合後、米メディアから、サイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を狙えるほどの投球をしているとの質問が出たのに対し、「(賞を考えるのは)まだ全然、早い。5試合しか登板していない」と語った。この日の勝利でチームが10勝10敗の勝率5割になったことに触れ、「とりあえず前半、チームが貯金を5くらいまで作れるように、しっかり早い段階で勝ち越したい」と力を込めた。