7月31日本日の言葉
「"負け"を認めること。会社を変えたいならばまずそこから始めよう。」(旭酒造会長/桜井博志)
ビジネスを伸ばす上で大切なのは「負け」を認めることです。清酒「獺祭」で今でこそ全国的に知られていますが、父の代までは山口県岩国市の山奥にあるジリ貧の酒造だったようです。同氏によると多様な販売策や設備投資を実施したためコストがかさみ、バランスシートはみるみると悪化し、やればやるほど泥沼にはまりました。この状態から抜け出したのは「負け」を認めるようになったからです。失敗という結果がはっきり出たら、あれこれ言い訳せず「結果が出ないと言うことは、やはり自分の判断が間違っていた」と考えました。「負け」を認めるからこそ、そこから欠点が浮かび上がり、どこが弱点なのかがあらわになります。「負け」を認識したうえで修正すればいいのです。その姿勢は今も変わらないということです。