バンブーズブログ

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再生航空燃料とは 『きようのことば』

脱炭素に効果、世界で需要
 
きょうのことば
#きょうのことば #サービス・食品
2023/9/4 2:00
▼再生航空燃料 廃食油やサトウキビなどのバイオマス燃料、廃プラスチックなどから生産される燃料で、持続可能な航空燃料を表す「Sustainable Aviation Fuel」の頭文字からSAFと呼ばれる。原材料の生産から製造、燃焼までの工程で、ケロシンなど既存のジェット燃料に比べて二酸化炭素(CO2)の排出量を8割減らすことができる。国内ではANAホールディングスが2030年度には、使用する燃料の10%以上をSAFに置き換える方針だ。

 
現在の需要に対して生産量は0.03%とごく僅かだ。生産の大半をフィンランドの石油精製大手ネステなど海外勢が占め、国内では生産量はほぼゼロだ。経済産業省は日本の空港で国際線に給油する燃料の1割をSAFにすることを石油元売りに義務付ける方針。24年度予算の概算要求でSAFの製造設備支援なども盛り込んだ。

国際航空運送協会(IATA)は50年までにCO2の排出量を実質ゼロにするためには、世界の7000カ所の製油所で4億トンのSAFの生産が必要とする試算を公表している。