#ヒット商品番付 #ネット・IT #サービス・食品
2023/12/5 11:00 [有料会員限定]
日本経済新聞社は2023年の日経MJヒット商品番付をまとめた。東の横綱は「生成AI（人工知能）」、西の横綱は「大谷翔平&ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）」。23年は新型コロナウイルスの感染症法上の分類が5類に移行したことで行動制限が緩和され、スポーツなどのイベントが盛り上がりをみせた。また物価高が続く中で消費者の節約志向が強まり、コスパのいいサービスや商品への支持が広がっ
た。（詳細...
今年もこの季節がやってきた。エコノミストとしても一個人としても楽しみな番付である。23年の東横綱は「生成AI」。真実でないことを知ったかぶり的に答えた例が話題になったりしたが、経済や学校現場に多大な影響を及ぼしつつあり、期待と警戒が入り混じる商品。人々から職を奪うのか、それとも新たな職種を生み出すことになるのかは、判然としない。西横綱「大谷翔平&WBC」、東西の大関「藤井八冠」「アレのアレ」は順当なランクイン。エコノミスト的に言えば、西前頭筆頭「円安リッチ訪日客」は三役以上でもおかしくなかった。インバウンド復活により日本経済は地方を含めて救われた面が大きい。むろん「観光公害」は問題だが･･･。
