機動的に売買、債券も対象
きょうのことば
#きょうのことば
2024/3/10 2:00
▼ETF Exchange Traded Fundの略。取引所に上場し、株式のように値動きをみながら売買できる投資信託を指す。投信の購入が通常、1日1回なのに比べて機動性が高い。債券や商品を組み入れるタイプもある。
世界初のETFは1990年にカナダのトロント証券取引所に上場したとされる。日本では95年に日経300株価指数に連動するETFが登場した。英調査会社ETFGIによると世界のETF本数は1万を超え、運用残高は23年末で約12兆ドル(約1800兆円)にのぼる。米証券取引委員会(SEC)がビットコインに投資するETFの上場を承認するなど、対象商品が広がっている。
運用会社は証券会社から現物株の拠出を受けてETFを発行。証券会社はそれを市場に売却する。逆に証券会社がETFを買って運用会社に持ち込めば、それに応じた現物株と交換できる。特定のETFの買いが膨らみ連動する指数よりも高くなれば、現物株を買ってETFに交換し市場で売る取引が増える。その結果、ETFの発行口数が増加する。