「ウォー」 雄叫び、 約 70 ヤード 直接 カップ イン
渋野日向子(2023年12月撮影)
<米女子ゴルフツアー・ショップライトLPGAクラシック>◇第2日◇8日◇米ニュージャージー州シービューベイコース(6190ヤード、パー71)
前週の全米女子オープンで2位に入った渋野日向子(25=サントリー)がスーパーイーグルを決めた。5打差11位から出た第2ラウンド(R)は1イーグル、1バーディー、3ボギーのイーブンパー71で回り、通算5アンダー137、首位と5打差の27位だった。
最大の見せ場12番パー4だった。ピンまで約70ヤードの第2打はグリーン上でワンバウンドしてカップに直接入った。スーパーイーグルに、渋野は右手で口をおさえながら「ウォー」と雄たけびを上げた。「入ってくれて、ちょっと落ち着いた」と満面のしぶこスマイルを浮かべた。
イーグルを奪ったように、全米女子オープンから復調したショットの精度は良かった。風が舞う中でも、18ホール中15ホールでパーオンを決めた。一方でグリーン上では苦戦した。8番、11番と短いパーパットを外す。米ツアー独特のポアナ芝でボールが予測できない転がりをした。「かなりグリーン上で苦しめられた。もったいない1日。もうはねるんで。気になった」と振り返った。
順位は27位に落としたが、首位とは5打差を維持。最終日へ「しっかりいっぱいバーディーを取れるように頑張りたい」と最後まであきらめないことを誓った。