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2024/7/22 19:20
武見敬三厚生労働相は22日、新型コロナウイルス対策などを話し合う会合に出席し「昨年を上回る形で感染が増加している」と述べた。8〜14日の全国の定点医療機関から報告された新規感染者数（速報値）は前年同期を922人上回り、5万5072人となった。
会議に参加した有識者からは、新型コロナ治療薬の患者の負担額が高いことや、解熱剤や鎮痛剤などの関連薬が供給不足の傾向にあることに懸念の声が上がった。夏は熱中症などでの救急搬送が増え医療が逼迫することから、感染症の流行に注意が必要との指摘が相次いだ。
8〜14日の定点あたりの患者数（速報値）が最も多かったのは鹿児島県で31.75人だった。同県の感染者数は2826人で4週連続で増えており、感染症法上の分類が「5類」に移行したあとでは最多となっている。
厚労省は新型コロナのほかにも、手足口病や咽頭結膜熱（プール熱）、ヘルパンギーナなどに感染する患者も増えているとして注意を呼びかけている。
