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ハリス氏が基調演説 「米国の未来のための戦い」

民主党全国大会 ハリス氏が基調演説 「米国の未来のための戦い」
 
配信 2024年8月23日 13:05更新 2024年8月23日 15:56
Rebecca Wright/CNN

(CNN) 米イリノイ州シカゴで開かれている民主党全国大会の最終日となる22日夜、同党から大統領選に立候補しているハリス副大統領が基調演説を行った。

ハリス氏は移民である母親の来歴や検事を目指した自身の動機、共和党候補のトランプ前大統領がホワイトハウスに返り咲くことへの警鐘などを演説に盛り込んだ。

演説によると、ハリス氏の母親のシャマラさんは19歳の時にインドからカリフォルニア州へ移り住んだ。ハリス氏はシャマラさんが借りた小さなアパートで育った。家は消防士や看護師、建設作業員など労働者階級が暮らす地域に

あったという。

今は故人となったシャマラさんについて、天上から見守り、ほほ笑んでくれているとハリス氏は述べた。

ハリス氏はこの他、高校時代の親友とのエピソードも明かした。当時彼女が継父から性的虐待を受けていることを知ったハリス氏は彼女をかばい、自分の家族と共にいるよう告げた。彼女はそれに従ったという。

この出来事が検事になった理由の一つだとハリス氏は振り返る。親友のような境遇の人々を守ることがその目的だった。

さらにハリス氏は、様々な政治的見解を持つ人々が今夜の演説を聴いているとした上で、全ての米国民のための大統領になることを約束した。人々を先導すると同時に、その声に耳を傾ける意向を表明した。

トランプ氏については「軽率な人物」と評しつつ、同氏が再び大統領に就任すれば極めて深刻な影響を及ぼすと警告。連邦最高裁が同氏の刑事訴追の一部免責を認めたことに触れ、大統領として同氏が手にすることになる権力の大きさを考えるよう聴衆に訴えた。

大統領選の情勢は厳しいとの見解を示したハリス氏だが、「我々は絶対に諦めない。未来は常に戦うに値するものだから」「我々が今臨んでいるのはそうした戦い、米国の未来のための戦いだ」と強調した。