バンブーズブログ

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政府・与党に強い逆風が吹いても支持を取り戻せない原因を真剣に

社説]党首選で日本の針路を示し活発な論戦を
 
 
#社説 #オピニオン #自民党総裁選2024
2024/8/30 19:05
 
自民党総裁選の立候補者は過去最多になりそうだ
自民党総裁選に多くの議員が名乗りをあげている。一国の指導者をめざす以上は、政策の旗を明確にして日本の針路を示す戦いにしてもらいたい。次の選挙に有利な顔選びの発想では既存政党への不信感はぬぐえない。それは立憲民主党の代表選にも当てはまる。

自民党総裁選は小林鷹之石破茂河野太郎の3氏が出馬を表明した。林芳正茂木敏充小泉進次郎高市早苗の4氏も近く立候補を表明する見通しで、さらに複数の議員が意欲を示す。候補者は過去最多の5人を上回りそうだ。

裏金問題での強い逆風によって主要派閥が解散を決めた影響も大きい。岸田文雄総裁(首相)の不出馬表明で閣僚や党幹部の動きが活発化し、立候補のハードルが従来より下がった点は前向きに評価していいだろう。

総裁選は9月12日告示、27日投開票の日程で争われ、これから推薦人集めや重点政策の詰めが本格化する。候補予定者の発言を聞くと、重要課題について方針が定まっていない例も垣間見える。

次の総裁にとって党の信頼回復は、裏金問題の真相究明と再発防止策の徹底が第一歩となる。関係者の追加処分や選挙での公認の有無に関しては、立場を明確にして総裁選に臨んでほしい。

報道各社の世論調査では有権者の関心は、物価や賃金、子育て・教育、社会保障など暮らしに密接したテーマに集中している。成長戦略やエネルギー政策、財政運営など中長期の戦略も明示して活発な議論につなげてもらいたい。

自民党内では新体制の下で早期の衆院解散・総選挙が有力視されている。次のリーダーを政治手腕よりも選挙のイメージ戦略で選べば、国政の停滞を招き、党の信頼をさらに失墜させかねない。深く自覚してほしい。

立憲民主党の代表選は9月7日告示、23日投開票で、自民党に先んじて次の党首が決まる。枝野幸男前代表、野田佳彦元首相がすでに出馬を表明し、泉健太代表のほかさらに何人かが名乗りをあげる可能性がある。

2012年の衆院選自民党が勝利して以来、旧民主党とその流れをくむ野党は国政選挙で8連敗を喫した。政府・与党に強い逆風が吹いても支持を取り戻せない原因を真剣に議論すべきだ。経済財政や外交・安全保障での建設的な提案を通じ、政権担当能力を証明するような戦いを期待したい。