H3ロケット4号機打ち上げ成功 防衛省の通信衛星搭載
#宇宙開発
2024/11/4 16:44
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4日、国産新型ロケット「H3」4号機を鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げた。JAXAによると、H3ロケット4号機は、搭載した防衛省のXバンド防衛通信衛星「きらめき3号」を予定通り分離した。打ち上げは成功した。
防衛省の通信衛星「きらめき3号」を載せ打ち上げられるH3ロケット4号機(4日午後3時48分、鹿児島県の種子島宇宙センター)=共同
H3で静止トランスファー軌道(GTO)への衛星投入は初で、きらめき3号は分離後に自身の燃料で静止軌道まで飛行する。これまでは多くの地球観測衛星が周回する高度が低い低軌道に衛星を投入してきた。静止軌道上の衛星は地球の自転と同じ速度で移動するため、地上の同じ場所を観測し続けることができる。
H3の打ち上げは1号機は失敗したが、2、3号機は連続で成功している。〔共同〕
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