#社会・調査
2024/4/16 11:00 [有料会員限定]
公正取引委員会が米グーグルの「本丸」ともいえるデジタル広告で行政処分を科す方針を固めた。変化の激しいデジタル市場を意識し、競争のゆがみを素早く是正する確約手続きを活用する。競争環境を確保するため巨大IT企業への事前規制を盛り込んだ新法提出の準備も進む。迅速な審査と規制の両面で監視を強める。
ジャッキー・ロビンソン・デー‼️
◆米大リーグ ドジャース―ナショナルズ(15日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(29)が15日(日本時間16日)、本拠地ナショナルズ戦に「2番・DH」で先発出場。初回の第1打席は右前安打だった。連続試合出塁を「15」とした。
1点を追う初回1死。メジャーデビューの新人左腕・パーカーの80・6マイル(約130キロ)カーブを捉えると、打球速度107・3(約173キロ)の強烈な打球で前日から2打席連続ヒットとなった。その後、3番・フリーマンの右前安打で三塁に進み、4番・スミスの中犠飛で同点のホームを踏んだ。
「4・15」は全ての試合が初の黒人選手の功績をたたえる「ジャッキー・ロビンソン・デー」。全員が背番号「42」のユニホームを着用する特別な日だ。大谷にとっては縁起のいい日で22年には自身初の「プレーボール弾」を含む1試合2発。23年は2安打1打点をマークし、22年からの連続試合出塁を09年の松井秀喜(ヤンキース)に並ぶ36に伸ばしている。
試合前にはドジャースタジアムのセンター後方にあるジャッキー・ロビンソンの銅像の前でセレモニーに参加した大谷。全30球団の中でも、ジャッキーと同じドジャーブルーを身にまとい戦えるのはド軍だけ。特別な背番号「42」で大谷はプレーしている。
14日(同15日)のパドレス戦では、ダルビッシュと開幕戦以来2度目の直接対決。対ダルは3打数無安打2三振に倒れた大谷だが、8回には左腕・ペラルタから自身10打席ぶり安打となる中前打を放った。打球速度108・6マイル(約175キロ)という猛烈なスピードで遊撃手のグラブをはじき飛ばす一打は次戦以降に期待を持たせる打席だった。
日経平均、午前終値827円安の3万8405円
2024/4/16 9:07 (2024/4/16 11:59 更新)
16日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落し、午前終値は前日比827円22銭(2.11%)安の3万8405円58銭だった。日米の長期金利上昇を受けて株式の相対的な割高感を意識した売りが半導体関連をはじめとするハイテク株を中心に広がり、きょうの安値で午前を終えた。
日経平均は寄り付きから大きく下げて始まり、前引けにかけて下げ幅を拡大する展開となった。前日の米株式市場でハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が1.79%安となった。この日発表された3月の米小売売上高が市場予想を上回った。米経済が堅調で米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始時期が一段と遠のくとの見方が広がり、米長期金利が約5カ月ぶりの水準に上昇し、ハイテク株の売りを促した。
国内でも長期金利が0.875%と約5カ月ぶりの高水準を付けた。足元で1ドル=154円台まで進行した円安・ドル高や原油高を背景にしたインフレ圧力の高まりで日銀が利上げを迫られかねないとの警戒感が広がっている。東エレクやアドテストが下げ幅を拡大し、日経平均を下押しした。トヨタなど自動車株もリスク回避の売りに押され、円安・ドル高を好感した輸出関連株の買いは目立たなかった。
中国国家統計局が16日発表した1〜3月の国内総生産(GDP)は、物価の変動を調整した実質で前年同期比5.3%増と、市場予想を上回った。政府による財政出動の効果もあって、マンションや工場などの固定資産投資が伸びた。中国関連とされるファナックは統計発表後に強含んだが、全体の下支えにはならなかった。
東証株価指数(TOPIX)は続落した。前引けは50.00ポイント(1.82%)安の2703.20だった。JPXプライム150指数は続落した。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆2910億円、売買高は9億5056万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1473と、全体の約9割を占めた。値上がりは169、横ばいは10だった。
ファストリ、ソフトバンクグループ(SBG)、信越化、TDK、ニトリHDが下落した。一方、ニデック、テルモ、オリンパス、資生堂が上昇した。