バンブーズブログ

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《シャトル外交》首脳間の相互訪問外交


 
きょうのことば
#岸田政権 #朝鮮半島 #政治
2023/3/17 2:00
シャトル外交 首脳同士が相手国を相互に訪問する外交。「シャトル」とは織り機のなかで左右を往復して横糸を通す杼(ひ)のこと。一般的には近距離の往復を指す。日韓シャトル外交は2011年12月に野田佳彦首相が来日した李明博(イ・ミョンバク)大統領と会談したのを最後に途絶えていた。


小渕恵三首相と金大中大統領が1998年に発表した「日韓共同宣言」のなかの「両首脳は相互訪問・協議を維持・強化し、定期化していく」の文言が外交の枠組みの根拠とされる。2004年に小泉純一郎首相が韓国の済州島を訪問し、盧武鉉大統領とシャトル外交の1回目となる会談をした。

韓国以外の国ともシャトル外交の関係を構築する動きはある。12年末の自民党の政権復帰以降、当時の安倍晋三首相はインドとほぼ毎年、首脳間で相互に往来した。海外で「シャトル外交(shuttle diplomacy)」は対立する2カ国間を行き来し仲裁をはかる外交を意味する場合もある。