海外投資家、出遅れ日本株に熱視線 内需株に買い再び

 
井口耕佑
#スクランブル
海外勢の日本株売りが一服している。現物株売りは徐々に縮小し、3月最終週にわずかながら買い越しに転じた。米銀シリコンバレーバンク（SVB）破綻に端を発する世界的な株安に巻き込まれ、出遅れた日本株に熱視線を送る投資家らに割安に映るためだ。賃金や物価上昇という日本株の買い材料は変わっていない。米欧の景気悪化懸念が現実味を増すなか、日本株が底堅さを発揮するかもしれない。

「なぜ日本株の回復が遅れているの...