バンブーズブログ

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NYダウ続伸、98ドル高 建機や消費関連に買い入る


 
 
 
2023/4/12 5:18 (2023/4/12 6:06 更新)

【NQNニューヨーク=川上純平】11日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸し、前日比98ドル27セント(0.3%)高の3万3684ドル79セントで終えた。米景気の先行き不安が後退し、景気敏感株の上昇がダウ平均を押し上げた。半面、主力のハイテク株には売りが目立ち、相場の重荷となった。

前週末発表の3月の米雇用統計がほぼ市場予想通りとなり、景気懸念が和らいだことから景気敏感株や消費関連株への買いが続いた。建機のキャタピラーや工業製品・事務用品のスリーエム、スポーツ用品のナイキが上昇した。

シカゴ連銀のグールズビー総裁は11日、今後の金融政策運営を巡って「利上げに積極的になりすぎないように注意すべきだ」との考えを示した。米連邦準備理事会(FRB)の利上げ継続への懸念が薄れたのも投資家心理を支えた。

半面、先週までの米長期金利が低下する流れに一服感が出てきたことからハイテク株には売りが出た。ソフトウエアのマイクロソフトや顧客情報管理のセールスフォースが下げた。

12日には3月の米消費者物価指数(CPI)が発表される。FRBの金融政策を見極める上で注目度が高い。市場には根強いインフレ圧力を示す内容になるとの警戒もあって、様子見の投資家が多かった。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は続落した。前日比52.478ポイント(0.4%)安の1万2031.877で終えた。エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイスAMD)など半導体株の下げが目立った。