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米国株、ダウ小幅に8日続伸 0.86ドル高と連日の最高値 ナスダックは8日続伸


 
 
#米国・欧州株概況 #海外 #マーケット
2023/12/19 6:32 (2023/12/19 6:44 更新)
【NQNニューヨーク=横内理恵】18日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に8日続伸した。前週末比86セント高の3万7306ドル02セントと、連日で過去最高値を更新した。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が相場を支えた。半面、足元で上昇が目立った景気敏感株などへの利益確定売りが上値を抑えた。

前週の米連邦公開市場委員会FOMC)を受けてFRBが2024年半ばにも利下げに踏み切るとの見方が強まった。FRBが早い段階で金融緩和に動くことで米経済がソフトランディング(軟着陸)できるとの期待が相場の支えとなっている。ダウ平均は90ドル近く上げる場面があった。

買い一巡後は伸び悩み、下げに転じる場面があった。ダウ平均は前週に1057ドル上げ、11月上旬から7週連続で上昇していた。短期的な相場の過熱感が意識された。

18日にシカゴ連銀のグールズビー総裁やクリーブランド連銀のメスター総裁などのFBR高官から市場の早期利下げ観測をけん制する発言が相次いだのも、やや投資家心理を冷やした。15日にはニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁がFRBが早ければ3月にも利下げの動くとの市場の臆測に対し、「考えるのも時期尚早」との見解を示していた。

ダウ平均では日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)や小売りのウォルマートといった出遅れ感のある銘柄に買いが入った。顧客情報管理のセールスフォースなどハイテク株の一角も高い。一方、半導体インテルや航空機のボーイングなどが売られた。金融のゴールドマン・サックスも安い。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は8日続伸した。前週末比90.893ポイント(0.61%)高の1万4904.813と22年1月以来の高値で終えた。アナリストが目標株価を引き上げた動画配信のネットフリックスが高い。交流サイトのメタプラットフォームズや画像処理半導体GPU)のエヌビディアも上げた。

多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は反発し、前週末比21.37ポイント(0.45%)高の4740.56と22年1月以来の高値を更新した。