バンブーズブログ

社会の大きな流れは新聞のトップニュースに掲載されます。 その情報を読み続けていくと数年先が見えてきます。それは怖いものなしです。

今さら聞けない統一地方選挙のしくみとは?


 
 
#朝刊1面を読もう #基礎から日経

2023年4月10日の日本経済新聞朝刊1面に「維新、大阪ダブル・奈良知事選制す」という記事がありました。9日、統一地方選の前半戦の投開票が終わりました。統一地方選はどのように行われ、国政にどういった影響を与えるのでしょうか。

ここが気になる

統一地方選は、知事や市区町村長、議会選といった地方自治体の選挙を4年に1度、一斉に行うものです。国民の選挙への関心を高める狙いがあります。複数の選挙の投票を同じ日にすることで経費削減にもつながる効果もあります。1947年から4年ごとに行われてきました。

統一地方選は前半戦と後半戦に分かれています。前半戦では、知事や道府県議会議員の選挙、政令指定都市市長選挙と市議会議員選挙が行われます。後半戦は政令指定都市以外の市区町村長選挙と市区町村議会議員選挙が実施されます。「統一選」といっても知事らの途中辞職や、市町村合併が行われるなどして選挙日程が変化し、統一率は年々低くなっています。

選挙の結果は次期衆院選にも影響しそうです。地方議員の多寡は各党の集票力に直結します。自民党内には統一地方選に関し「大きく伸びはしないが、(道府県議選の改選定数は)50%は確保できるのではないか」との見方があるそうです。統一地方選の後半戦は4月23日に市区町村長・市区町村議選が予定されており、目が離せません。