バンブーズブログ

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米連邦準備理事会(FRB)の利上げが景気を冷やすとの見方が後退、原油先物に買いが

NY商品、原油続伸 市場予想下回るCPIで 金は続伸
 
 
 
2023/4/13 5:31
【NQNニューヨーク=川上純平】12日のニューヨーク・マーカンタイル取引所NYMEX)で原油先物相場は続伸した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の5月物は前日比1.73ドル(2.1%)高の1バレル83.26ドルで取引を終えた。一時は83.53ドルと昨年11月以来の高値を付けた。12日発表の3月の米消費者物価指数(CPI)上昇率が市場予想を下回り、米連邦準備理事会(FRB)の利上げが景気を冷やすとの見方が後退し、原油先物に買いが入った。

CPIの上昇率は前年同月比5.0%と2月(6.0%)から減速し、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(5.1%)を下回った。インフレ基調を測る上で重視される前月比の上昇率も0.1%と市場予想(0.2%)以下だった。利上げの長期化で景気が一段と悪化するとの見方が薄れ、原油先物の買いにつながった。

ロイター通信によれば、米エネルギー省のグランホルム長官は米政府が戦略石油備蓄を近く補充する意向だと述べた。補充が需要を支えるとの見方も原油先物の買いを誘った。