#G7広島サミット #和歌山
2023/4/15 13:00 (2023/4/15 19:31 更新)
岸田首相が衆院和歌山1区補欠選挙の応援演説に訪れた和歌山市の雑賀崎漁港で、発煙筒のようなものが投げ込まれ逃げ惑う住民（15日午前11時28分、画像の一部を加工しています）=共同
岸田文雄首相が衆院補欠選挙の応援で訪れていた和歌山市の演説会場で15日午前11時半前、爆発物が投げ込まれた事件について、海外メディアも相次いで電子版などで速報した。多くが2022年7月に起きた安倍晋三元首相の銃撃事件を引き合いに出して報じた。
米CNNはNHKの報道を引用し、爆発で首相が演説会場から避難、その後遊説を再開したと報じた。「安倍元首相の銃撃事件とすぐに比較された」とも指摘した。
英BBCや韓国公共放送のKBSなども一報を伝えた。BBCは「日本では、暴力的な攻撃は極めてまれ」としたうえで、安倍元首相の事件に触れ「事件以来、（日本は）要人の安全確保に神経をとがらせている」と報じた。
韓国の中央日報は「わずか1年もたたないうちに事件が発生」とし、自民党の茂木敏充幹事長、公明党の山口那津男代表などが選挙期間中に起きた今回の事件を非難するコメントを紹介した。
AP通信も「安倍元首相の銃撃事件からわずか9カ月後の出来事だ」と伝えた。「安倍元首相の事件は日本に衝撃を与えた。後の調査で警備に穴があったことが判明し、日本の警察の警備体制が強化された」と説明した。
複数の海外メディアが、今回の事件が主要7カ国首脳会議（G7広島サミット）の関連閣僚会合の最中に起きたことに言及した。気候・エネルギー・環境相会合が札幌市で開幕したほか、16日には長野県軽井沢町で外相会合が始まる。
