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会心のスリーベースを含む4安打をマークした大谷。その活躍に賛辞も寄せられた。
大谷翔平(エンゼルス)が怒涛の4安打で球場を大いに沸かせた。現地6月3日、敵地でのアストロズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場。今季2本目となるスリーベースヒットを含む5打数4安打2打点の活躍を見せた。
直近7試合で打率.156、出塁率.250と打撃面で低調なパフォーマンスに終始していた大谷だったが、この日は違った。初回の第1打席に相手先発右腕クリスチャン・ハビアの4シームをセンターへ打ち返し、2試合ぶりのヒットで出塁すると、1点ビハインドの3回1死一塁の場面で迎えた第2打席には、打球速度111.2マイル(約179.0キロ)をマークする弾丸ライナーでのタイムリースリーベースヒットを記録。3試合ぶりの打点もあげた。
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さらに7回の第4打席には、1死一、二塁でアストロズ2番手ライアン・スタネックが投じたアウトハイに抜けたスプリットを強振。レフト方向にグングンと飛距離を伸ばした打球はフェンスに直撃。貴重なタイムリーツーベースとなった。
そして4点差となって迎えた9回の第5打席には、二遊間を破る痛烈なセンター前ヒットをマーク。惜しくもサイクルヒットは達成できなかったが、6対9で敗れたチームにあって一人気を吐いた。
今季2度目となる1試合4安打という大当たりで久々に快音を響かせた大谷。そんな天才の打棒には、現地メディアでも注目が集まっている。地元紙『LA Times』は「オオタニはサイクルヒットに迫る4安打2打点の活躍を見せたが、エンゼルスを勝たせるには不十分だった」と皮肉交じりに二刀流スターを賞賛した。