バンブーズブログ

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NYダウ3日続伸、10ドル高 テスラは販売好調で7%高


 
 
#北米 #国際
2023/7/4 2:21 (2023/7/4 5:47 更新)
 
【NQNニューヨーク=横内理恵】3日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に3日続伸し、前週末比10ドル87セント(0.03%)高の3万4418ドル47セントで終えた。昨年12月上旬以来、約7カ月ぶり高値だった。増配を発表した金融のゴールドマン・サックスJPモルガン・チェースなどが上昇し、ダウ平均を支えた。一方、ハイテク株の一角などに利益確定売りが出て、ダウ平均は下げる場面もあった。3日は独立記念日の祝日の前日で13時までの短縮取引だった。積極的な売買を控える市場参加者が多く、方向感は乏しかった。

米連邦準備理事会(FRB)が6月28日夕に公表した大手23行のストレステスト(健全性審査)の結果を受け、ゴールドマンやJPモルガンなどが6月30日の通常取引終了後に四半期配当の増額を発表した。ストレステストは23行すべてが厳しい不況下でも必要な自己資本を維持できるとの試算を示していた。ゴールドマンとJPモルガンは2銘柄でダウ平均を30ドルあまり押し上げた。

3日午前発表の6月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数は46.0と市場予想(47.3)に反して低下したが、個別指数の「新規受注」が上昇した。「価格」や「雇用」が低下したことで、インフレ圧力や労働需給の緩和を示したとの受け止めもあった。

ダウ平均ではドラッグストアのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスや映画・娯楽のウォルト・ディズニーも上げた。

一方、ゴーグル型端末の生産計画引き下げが伝わったスマートフォンのアップルが安い。ソフトウエアのマイクロソフトも下げた。ダウ平均は寄り付き直後に120ドルあまり下げる場面があった。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前週末比28.850ポイント(0.2%)高の1万3816.773で終えた。連日で昨年4月以来の高値を更新した。2023年4〜6月期の販売台数が市場予想を上回った電気自動車のテスラが7%高だった。