バンブーズブログ

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サッカー日本、トルコに4-2 伊藤敦樹ら国内組も活躍


 
 
#サッカー日本代表 #サッカー #スポーツ
2023/9/12 23:24 (2023/9/13 0:36 更新)
 
前半、先制ゴールを決める伊藤敦(右)=共同
【ゲンク(ベルギー)=本池英人】サッカーの国際親善試合、キリン・チャレンジカップは12日、ベルギーのゲンクで行われ、世界ランキング20位の日本は同41位のトルコを4-2で下した。前半に伊藤敦(浦和)の代表初ゴールで先制し、中村敬(スタッド・ランス)が2点を加えた。以降は守勢に回って2失点したが、後半に伊東(スタッド・ランス)のPKで突き放した。日本は4-1で快勝したドイツ戦に続き、今回の欧州遠征を2連勝で終えた。
「選手層の幅を広げ、より多くの選手にコンセプトの共有をしてもらう」(森保監督)というテーマに沿って、ドイツ戦から先発10人を入れ替えた一戦。そこで問われるのは連係やチーム力というより個々の力量ということになる。マッチョな肉体派ぞろいのトルコ相手に体を張って戦えるか。そのアピールを目に見える形で示したことが日本の勝利につながった。

まずはMF伊藤敦だ。15分にペナルティーエリアの右外から堂安とのパス交換で内側へ進み、シュートコースを見つけた瞬間に左足を強振。「力むことなく、いいコースに飛んでくれた」という一撃はゴール右上を射抜く威力も素晴らしく、やや硬さのみられたチームに余裕と勇気を与える見事な先制ゴールだった。

 
日本―トルコ 前半、競り合う毎熊(右)=共同
36分の3点目で光ったのは代表初出場の右SB毎熊。ハーフウエーライン付近で激しく寄せてボールを奪い、一気にゴール前まで独走した。複数の選択肢の中から、遠いサイドでフリーになっていたMF中村敬へ的確にパスを通してゴールをお膳立て。伊藤敦とともに数少ない国内組がしっかりと貢献した。

トルコが名門インテル・ミラノ(イタリア)でも10番を背負うMFチャルハノールら主力を投入してきた後半は、やや押し込まれる時間が長くなった。そこでキープ力と鋭いスルーパスで攻撃を差配したのがMF久保。圧倒的なスピードでPKを奪取して自ら決めたMF伊東、主将のMF遠藤ら、後詰めの面々はさすがの落ち着いたプレーで試合を引き締めた。

「苦しい時間帯もありながら、選手たちはまた一ついい経験を積んでくれた。より厚い選手層の中で、より強いチーム、より勝つ確率の高められるチームをつくっていこうと思っている。選手たちが非常によくトライしてくれた」。森保監督が評する通り、2連勝という結果も含めて実り多き欧州遠征となった。