配信 2023年10月2日 14:40更新 2023年10月2日 18:28
スポーツニッポンスポニチ
ジャニーズ事務所が2日、故ジャニー喜多川元社長による性加害問題を巡り、今後の会社運営についての会見を都内で行った。東山紀之新社長(57)は、事務所の名称を今月17日付で「SMILE-UP.(スマイルアップ)」と変更することを発表。新たにマネジメント会社を設立し、所属タレントとエージェント契約を結ぶことを発表した。これに伴い、「関ジャニ∞」「ジャニーズWEST」のグループ名や、スター予備軍の総称として親しまれていた「ジャニーズJr.」の呼び名について「すべて、ジャニーズとつくものはなくなります」と宣言した。
前回会見で東山社長は「ジャニーズ事務所」の名称変更は行わず改革に取り組むと発表したが「ジャニーズ事務所という社名を残すと申しましたが、それこそが、まさに私たちが内向き体制であったと批判されて当然のことだと感じていました」と、前回会見の反省点を吐露。「私どもは、そうした反省の上に本当に再出発というのはどういうものかを、それを考えてきました。井ノ原とも真剣に討論をしてまいりました」と、これまでの経緯を説明。「そこで、現在のジャニーズ事務所の社名を変更いたします」とし今月17日付で「SMILE-UP.(スマイルアップ)」という名称に変更すると報告した。今後、所属タレントは、新たに設立するマネジメント会社とエージェント契約を行い、活動を続ける。
1962年の創業から61年にわたり掲げてきた「ジャニーズ」の看板を降ろすこととなった今回の騒動。現在事務所に所属するデビュー組の中では「関ジャニ∞」と「ジャニーズWEST」の2組が改名を迫られることになった。
記者からグループの名称について指摘されると、「本当にみんな、たくさんのファンの方に愛されてきた名前ですから、本人たちも凄く葛藤はあると思うんですね」と理解を示した上で「ただ、やはり変えていくということは聞いております」と説明。「本人たちも苦渋の決断をしたと思うんですが…そういう形になっていくと思います。すべて、ジャニーズとつくものはなくなります」と宣言した。
来年は、それぞれがデビューから20年と10年の節目を迎えるタイミング。それだけ長く活動してきただけに、メンバーだけでなくファンにも戸惑いを与えることになる。スター予備軍の総称として親しまれていた「ジャニーズJr.」の呼び名も変更となる。