バンブーズブログ

社会の大きな流れは新聞のトップニュースに掲載されます。 その情報を読み続けていくと数年先が見えてきます。それは怖いものなしです。

売越情報 参考までに

バフェット氏投資会社、7〜9月に株式7800億円売り越し
 
手元資金は過去最高水準に
#業績ニュース #企業業績・財務 #マーケット
2023/11/4 22:31
 
著名投資家ウォーレン・バフェット氏=AP
【ニューヨーク=竹内弘文】米著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイは4日、2023年7〜9月期の決算を発表した。株式売買は52億5300万ドル(約7800億円)の売り越しだった。石油メジャー株を一部売却するなど銘柄入れ替えがあった。手元資金は過去最高を記録した。

【関連記事】バフェット氏投資会社、4〜6月に株式1.1兆円売り越し
キャッシュフロー計算書によると株式取得額は17億ドルで、株式売却額は69億5300万ドルだった。石油大手シェブロンなどを売却したとみられる。シェブロン株の9月末時点の保有時価は6月末時点に比べて4%減少。同期間に株価は7%上昇していた。

7〜9月期には11億2800万ドルの自社株買いを実施したものの、大きな企業買収はなく、投資待機資金の積み上がりが鮮明だ。現金同等物に米短期債の保有額を合わせた、広義の手元資金は9月末時点で1572億4100万ドル。6月末時点に比べて7%増え、四半期ベースで初めて1500億ドルを突破した。

最終損益は127億6700万ドルの赤字(前年同期は27億9800万ドルの赤字)だった。米国会計基準では保有上場株の評価損益を最終損益に反映する必要がある。9月末時点で3186億ドルもの株式ポートフォリオを持つバークシャーの利益水準は株価変動によって大きくぶれる。

7〜9月は主要な米株価指数S&P500種株価指数が4%下落した。金融引き締めの長期化懸念や米連邦政府財政赤字への警戒から長期金利が上昇し、株式相場の逆風になった。バークシャーの上場株ポートフォリオの約半分を占めるアップル株の保有時価は208億ドル減り、利益水準の重荷となった。

投資評価損益などを除く営業利益は前年同期比41%増の107億6100万ドルだった。保険事業の損益改善がけん引した。