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小室佳代さん、不正受給での刑事告発は不起訴 

小室圭さん眞子さん夫妻のもとへ、心置きなく渡米か
 
配信 2023年12月20日 07:15更新 2023年12月23日 19:44
NEWSポストセブン

 最愛の息子と、嫁の元プリンセス。遠く離れた地でふたりが送る新婚生活が近く、賑やかになりそうだ。

 小室圭さんと眞子さん夫婦は米ニューヨークで、3度目のクリスマスシーズンを迎えた。当初の予定通り2018年秋に結婚していれば、2023年には結婚5周年を迎え、そもそもアメリカで暮らすこともなかったかもしれない。

 ふたりの結婚に暗雲が立ち込めたのは、小室さんの母・佳代さんの金銭トラブルが明るみに出てからだ。追い打ちをかけるように、2021年10月、佳代さんが詐欺罪で刑事告発された。それから2年以上経った2023年12月9日。事態は急展開を迎えた。

 
 佳代さんに、元婚約者A氏との「400万円金銭トラブル」が発覚したのは、小室さんと眞子さんが赤坂御用地(東京・元赤坂)で婚約内定会見をしてからわずか3か月後のことだった。

「小室さんの学費や母子の生活費として佳代さんはA氏にたびたび資金援助を要請しました。それに応じ続けたA氏が佳代さんに渡したお金は、総額400万円にも及びました。その上、A氏は“貸した”、佳代さんと小室さんは“もらった”と食い違う主張をし、トラブルは長期化しました。

 小室さんが2021年4月、A4サイズで28枚もの文書を公表する事態に発展。2021年11月、小室さん側が約400万円を『解決金』としてA氏に返済したことでようやく事態は収拾しました」(全国紙社会部記者)

 しかし、佳代さんを取り巻く金銭問題はこれだけではなかった。小室さんが文書を公表する直前に、2つの「不正受給」疑惑が浮上したのだ。1つは、遺族年金の不正受給疑惑だ。

「佳代さんは2002年3月に夫の敏勝さんを亡くし、直後の4月から遺族年金を受給してきました。しかししばらくすると彫金師の男性と同棲し、事実婚のような状態になったといいます。

 遺族年金は、残された方が再婚したり、事実婚となった場合、受給権利を失うので、『遺族年金失権届』を出さないといけない。佳代さんは権利を失ったことを伝えずに年金を受給し続けていたため、詐取の疑いがかけられたのです」(前出・全国紙社会部記者)

 もう1つは、傷病手当の不正受給疑惑である。

 
「佳代さんは2018年春から、適応障害を理由に、正社員として勤めていた老舗洋菓子店を休むように。そして洋菓子店が加盟する東京都洋菓子健康保険組合から、1年半にわたり傷病手当を受け取っていたといいます。

 しかしこの期間、佳代さんは、知人が経営する軽井沢のレストランで人知れず仕事をしていたというのです。病気を理由に勤めている会社を休んでいる状態にもかかわらず、別のところで以前と同程度の業務をこなしているとなれば、手当の不正受給と判断されてもおかしくありません」(前出・全国紙社会部記者)

 その後復職した佳代さんは無断欠勤を巡って勤め先の洋菓子店の店長と諍いを起こし、2021年10月に退職した。2つの不正受給疑惑について、2021年10月に刑事告発を行ったのがジャーナリストの篠原常一郎さんだった。篠原さんが振り返る。

「本来であれば警察や検察が動くべきですが、一向に動く気配がなかった。佳代さんの不正受給疑惑の被害者は、保険料を納めている国民であり、健康保険組合の組合員です。国民が被害を被っているのに、皇族関係者だからという理由で疑惑をうやむやにされてはたまらないと危機感を覚え、告発に踏み切りました」

 篠原さんは東京地検に告発状を提出。しかし、その3日後には、「具体的な証拠がなく事実確認も不充分」であることを理由に告発状を「返戻」された。証拠を集め直し、2021年12月に告発状を再提出した篠原さんだが、2023年3月にある通知が届いた。

 
「検察は、佳代さんは不起訴処分だと返答してきました。彼女の行為は詐欺だとは認められないということです」(篠原さん)

 篠原さんは4月、検察審査会に対して、不起訴処分を不服とする申し立てを行った。それに対する議決通知書が、12月9日、手元に届いた。

「『議決の趣旨』にはひとこと『本件不起訴処分は、いずれも相当である』とだけ書いてあった。不起訴処分を覆せるだけの証拠がない、というのが議決の理由です。まともに捜査した形跡もないのに残念です」(篠原さん)

 本件に関し、東京都洋菓子健康保険組合日本年金機構に、不服申し立ての審査中だった4~12月の間に、検察審査会から何らかの事情聴取があったかそれぞれ問い合わせたところ「回答は差し控えます」とのことだった。「どのみち佳代さんを詐欺罪で起訴するのは難しかったでしょう」と語るのは、岡野法律事務所九段下オフィスの伊倉秀知弁護士だ。

「まず、詐欺罪は7年で時効になるため、2010年頃に起きたといわれる遺族年金の不正受給疑惑はすでに時効と思われます。また、傷病手当の不正受給についても、洋菓子店と軽井沢のレストラン双方から証拠となる資料の提出が必要不可欠です。佳代さんが積極的に人をだまそうとしていたなど悪質性が強くない限り、詐欺罪としての刑事事件化はないのではないか」

 さらに元検察官でベリーベスト法律事務所の日笠真木哉弁護士も続ける。

「国民から構成された検察審査会が、不起訴処分が相当という判断を下したということは、国民感情としても起訴するに足りる証拠がないと判断されたということ。これ以上手の打ちようがないので、佳代さんは事実上の『無罪放免』なのです」

 
 佳代さんの息子・圭さんは、妻の眞子さんとのニューヨーク生活を新たなステージに進めようとしている。渡米以降、住んでいたマンションを11月下旬に引き払ったのだ。

「ふたりはニューヨーク郊外にある、価格2億円ともいわれている白亜の大豪邸への引っ越しが取り沙汰されている。豪邸は現在リノベーション中なので、その完了を待って入居するのではないでしょうか」(在米ジャーナリスト)

 暖炉付きのリビング、そして3つのベッドルーム。当該の大豪邸はふたりで暮らすには充分である。

「小室さんが佳代さんを呼び寄せても窮屈さを感じるどころか、賑やかに楽しく暮らせるでしょう」(前出・在米ジャーナリスト)

 また、佳代さんにとって「不起訴」はさらなる追い風になるに違いない。

刑事告発され、起訴されかねない状況は、佳代さんとしても気が気ではなかったはず。今回、不起訴が確定したことで、『私は無罪!』とすがすがしい気持ちで心置きなく渡米できるのではないでしょうか」(皇室ジャーナリスト)

「潔白」の身となった佳代さんの新たな生活が幕を開けようとしている。

※女性セブン2024年1月4・11日号