自社株買いとは 1株あたりの価値向上
きょうのことば
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2024/1/31 2:00
▼自社株買い 企業が発行した株式を買い戻すこと。企業が使い道の決まっていない手元資金を株主に還元するために行うことが多い。株式数が減ることによって1株当たりの価値を高めたり、自社の株価が割安だとアナウンスしたりする効果が期待できる。そのため、自社株買いの発表は株価が上昇する要因になる。
2001年の法改正で、企業が自社の株を保有することができる「金庫株」の制度が解禁され、企業による活用が広がり始めた。株主還元の目的のほか、特定の大株主から一括して取得する資本再編の目的で利用されることもある。企業が取得する場合、インサイダー取引に当たる場合もあるため、信託銀行などに委託して買い付けする。
英LSEGによると、23年の世界企業の自社株買いは前年比3割減の6800億ドル（約100兆円）で、うち6割を米国企業が占める。米国では配当よりも自社株買いを重視する企業が多い。日本とは規制が異なるものの、債務超過ながら自社株買いをする企業もある
