バンブーズブログ

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NYダウ、133ドル高で最高値更新 金融・消費株に買い


 
 
#北米 #国際
2024/1/31 5:31 (2024/1/31 6:54 更新)
 
【NQNニューヨーク=矢内純一】30日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸した。前日比133ドル86セント(0.35%)高の3万8467ドル31セントで終え、4日連続で過去最高値を更新した。金融株や消費関連株の一角に買いが入り、ダウ平均を押し上げた。もっとも、30日夕の大型ハイテク企業の決算発表を見極めたいとの雰囲気が強かった。

金融のJPモルガン・チェースと同業のゴールドマン・サックスが上昇した。アナリストによる目標株価の引き上げが伝わり、好感した買いが入った。クレジットカードのアメリカン・エキスプレスも上昇し、指数を支えた。ダウ平均の上げ幅は160ドルを超える場面があった。

半面、ソフトウエアのマイクロソフトは下落した。30日夕に四半期決算の発表を控え、持ち高調整の売りが優勢だった。スマートフォンのアップルも下げた。著名アナリストが2024年のスマホ販売が前年を下回るとの見通しを示し、嫌気した売りが出た。ダウ平均は午前に一時70ドル強下げた。

31日午後には米連邦公開市場委員会FOMC)の結果公表がある。米連邦準備理事会(FRB)は政策金利を据え置く公算が大きい。市場では「パウエルFRB議長の記者会見の内容を確認したい」(ニューブリッジ・セキュリティーズのドナルド・セルキン氏)との声が聞かれ、様子見姿勢が強かった。

機械のハネウェル・インターナショナルと保険のトラベラーズが買われた。外食のマクドナルドも上昇した。半面、航空機のボーイング半導体インテルが下げた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反落した。前日比118.148ポイント(0.75%)安の1万5509.897で終えた。30日夕の四半期決算の発表を前に、ネット検索のアルファベットと半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイスが下げた。