バンブーズブログ

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NVIDIA、時価総額一時2兆ドル超え

 米企業で3社目
 
 
#半導体 #生成AI
2024/2/24 1:53 (2024/2/24 6:38 更新)
 
エヌビディアは生成AIで業績が急拡大している=ロイター
シリコンバレー=清水孝輔】米エヌビディアの時価総額が23日、初めて2兆ドル(約300兆円)を超えた。2兆ドルを上回るのは、米国企業ではアップル、マイクロソフトに次ぐ3社目。世界の時価総額ランキングでは4位となっている。21日に発表した決算が市場予想を上回り、生成AI(人工知能)の成長力が評価されている。

エヌビディアの株価は23日に一時、前日比で約5%上昇し、時価総額が2兆ドルを超えた。世界の時価総額ランキングで3位のサウジアラビアの国有石油会社サウジアラムコ(約2兆900億ドル)に迫った。その後は下落する局面があり、終値ベースでの時価総額は2兆ドルを割り込んだ。

21日発表した2023年11月〜24年1月期の決算は売上高、純利益とも市場予想を上回った。24年2月〜4月期の売上高の見通しも市場予想より高かった。業績をけん引してきた生成AI向け半導体の需要拡大が今後も続くという見方が強まり、株価上昇の理由になっている。

エヌビディアの時価総額は他の米テクノロジー大手をしのぐようになっている。13日には終値で米アマゾン・ドット・コム時価総額を上回った。14日には米グーグルの親会社アルファベットも抜き、米国の上位企業はアップルとマイクロソフトのみとなった。その後、株価は一時的に下がる局面もあったが、21日の決算発表以降は上昇している。

テクノロジー各社が生成AI向けの開発投資を急ぐなか、AIのデータ処理に欠かせないエヌビディアの画像処理半導体GPU)の需要も急速に高まっている。英調査会社オムディアによると、AI半導体市場におけるエヌビディアのシェアは、22年時点で8割に及んだ。