2024/6/24 9:09 (2024/6/24 15:26 更新)
24日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、終値は前週末比208円18銭(0.54%)高の3万8804円65銭だった。外国為替市場で円相場が1ドル=159円90銭台と約2カ月ぶりの安値まで下落したのを受け、自動車など輸出関連株に買いが優勢だった。
日経平均は後場に入って上げ幅を300円超に広げる展開となった。日米金利差を意識した円安・ドル高が足元で再び進行しているのを支えにトヨタをはじめとした自動車株などに買いが集まった。政府・日銀は為替介入に踏み切りにくくなっているという見方もあり、円相場は下値を試す展開となっている。
前週末の米ハイテク株安の流れで東京市場でも半導体関連の一角に売りが先行して朝方を中心に日経平均は下落する場面もあった。しかし、きょう下落が目立ったアジア株と比べて日経平均は相対的に底堅く推移していたなかで、海外短期筋とみられる株価指数先物への買いが強まった。
東証株価指数(TOPIX)は3営業日ぶりに反発した。終値は15.50ポイント(0.57%)高の2740.19だった。JPXプライム150指数は5日続伸し、4.46ポイント(0.37%)高の1208.84で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆4666億円、売買高は13億8644万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1124と全体の約7割だった。値下がりは476、横ばいは46だった。
TDK、ファストリ、中外薬、ファナックが上昇した。一方、ダイキン、信越化、三越伊勢丹、住友鉱が下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕