バンブーズブログ

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NYダウ15ドル高 大統領選討論会前に慎重姿勢


 
 
#北米 #国際
2024/6/27 5:28 (2024/6/27 7:08 更新)
 
【NQNニューヨーク=矢内純一】26日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に反発し、前日比15ドル64セント(0.03%)高の3万9127ドル80セントで終えた。アマゾン・ドット・コムやアップルなどハイテク株が上昇し、ダウ平均を支えた。半面、相場全体を方向付けるような材料に乏しい中、米長期金利の上昇(債券価格の下落)が株価の重荷となり、ダウ平均は下げる場面があった。

ダウ平均の構成銘柄では、アナリストが目標株価を引き上げたアマゾンの上昇が目立った。最高値を更新し、時価総額は米企業で5社目となる2兆ドル超えとなった。アナリストが投資判断を引き上げたアップルにも買いが入った。前日に売られていたウォルマートとホーム・デポも上昇し、指数を支えた。

午前の取引でダウ平均は200ドルあまり下げる場面があった。米連邦準備理事会(FRB)の高官からは早期の利下げに慎重な発言が目立っている。26日の米債券市場で長期金利が上昇し、株式の相対的な割高感を意識した売りが出た。

週内には11月の米大統領選に向けた候補者によるテレビ討論会が開かれるほか、FRBが重視する米個人消費支出(PCE)物価指数の5月分の発表がある。目先の材料を見極めたい雰囲気もあって、持ち高を一方向に傾ける動きは限定的だった。

その他では、ボーイングプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、コカ・コーラが上昇した。一方、ナイキやアムジェン、トラベラーズが下げた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸した。前日比87.502ポイント(0.49%)高の1万7805.156で終えた。新興電気自動車(EV)のリヴィアン・オートモーティブが大幅高となった。独フォルクスワーゲンVW)がリヴィアンに投資すると発表し、経営を巡る不安が後退した。エヌビディアとメタプラットフォームズは小幅高で終えた。